薬物逮捕のアーティストCDの回収や配信停止を批判した忌野清志郎の一言に納得! 回収騒ぎを起こした5人!

tocana / 2019年4月28日 7時0分

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 テクノユニット・電気グルーヴのピエール瀧がコカイン使用による麻薬取締法違反の疑いで3月12日に逮捕され、4月4日に保釈。現在は裁判を控えている状況だ。瀧被告所属レーベルのソニー・ミュージックレーベルズは電気グルーヴの音源や映像を回収および出荷・配信停止することを3月13日に発表している。2日後の15日には電気グルーヴの作品封印の撤回を求める署名活動がはじまり、現在は約6万4000人分もの署名を集め、今後の展開が注目されている。

 俳優としても活躍していた瀧。出演作の映画『麻雀放浪記2020』は4月5日に公開したものの、NHKは瀧が出演した連続テレビ小説「あまちゃん」や大河ドラマ「龍馬伝」など、過去作品の全話配信停止に踏み切った。また、瀧は映画『アナと雪の女王』では主要キャラクター・オラフの日本語吹き替え声優を務めていたが、キャストの交代が決定している。

 芸能人による出演作、音楽作品の自主回収は2000年代ころから始まったのではないかと思う。1999年に歌手・槇原敬之が覚せい剤所持していることが発覚し、CDを全回収したのが一つのきっかけになったのではないだろうか。

 1999年6月2日に槇原は22枚目のシングル『Hungry Spider』を発売。同年8月26日に逮捕されたことを受け、市場から一時回収されたが、後に販売を再開。故・忌野清志郎は当時「槇原のを回収しているのなら、ビートルズやジミヘンも回収しろって …」とコメントを残していた。

 CHAGE and ASKA のASKAは5月17日、覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕された。翌々日には、ASKA、CHAGE and ASKAの音楽・映像および関連商品の販売中止・回収と、全楽曲・映像のデジタル配信停止が発表された。ASKAは2017年に音楽活動を再開。今年、3月22日には35年ぶりの「書きおろし詩集」も発売している。

 自主回収ではなく販売中止となったのは、ゲスの極み乙女。だ。2016年、川谷絵音(Vo, G)が当時未成年だったタレントのほのかりんと飲酒をしていたため、活動を自粛。新作のアルバムのリリースも控えていたが、一時発売を中止することとなった。ちなみにこの件はベッキーとは関係がない。

 昨年、TOKIOの城島茂が扮する島茂子のDVDシングル『戯言』は、元TOKIO・山口達也の強制わいせつ事件とグループ退所の影響などによって初回限定盤は発売中止となった。DVDに収録されている動画には山口も数秒間映り込んでいたため、一旦、見合わせることになったそうだ。同じグループのメンバーに犯罪者が出てしまったことで、こういった事態も起こるのである。

 1990年代後半には一応、インターネットも普及していたが、今ほどではなかった。不祥事によるCD自主回収は、SNSなどによる世間の声を気にするがあまりに始まったことかと思ったが、どうも違うらしい。表現者を運営する側が勝手に自主規制してしまうという動きは、バブル経済崩壊後から芽吹き始めていたのである。

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