【量子論】我々の意識は“異次元”に存在、脳は宇宙と情報交換している! 人類最大の謎「意識の所在」に新学説登場!

tocana / 2019年6月16日 10時0分

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 オーストラリアの哲学者デイヴィッド・チャーマーズは、意識についてこう疑問を投げかけた。

「主観的経験や自己意識といった非物質的なものは、どのようにして物質である脳から発生するのか?」

 チャーマーズをはじめ多くの哲学者がこの問いに答えようと奮闘してきたが、今に至るまで決定的な答えは出ていない。

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 そうした中、オランダ・フローニンゲン大学の名誉教授のディルク K.F. メイエル博士が、2017年に発表した論文は、意識と量子力学の関係を大胆に指摘した論考として注目を集めた。海外サイト「Idea Pod」の記事を参考に同論文の概要を紹介したい。

 同論文でメイエル博士はこう指摘している。

「我々の脳は孤立した情報処理器官ではありません。脳は神経系の中心として活動しながら、宇宙と情報交換しているのです」(メイエル博士)

 また博士によると意識は脳の周囲にある“場”の中に存在するという。“場”自体は人間が認識できない4次元に存在し、脳と量子もつれの状態にあるとのことだ。実際のところ、脳の情報処理は、現在考えられている脳内の神経伝達だけでは説明できないほど高速なのだという。

“量子もつれ”の状態にある2つの量子は、たとえ物理的に引き離したとしてもいわば運命共同体のように分かちがたく結びついた存在であることが、実験からも証明されている。例えば、量子もつれ状態にある2つの量子が、宇宙の端から端まで引き離されたとしても、量子論的には2つの量子は同期するのだ。

 “場”と脳が量子もつれにあるとすれば、超高速の情報処理が可能になるだろう。また、メイエル博士によると、意識の“場”は部分的には非物質であるが、脳と関わっている点では物質的であるという。そのため、脳の科学的分析は意識の解明に必要だとしながらも、それに全てを還元することはできないと語っている。

「非物質的かつ非肉体的な意識の活動空間は、神経系に随伴し、“私”という自己意識の大部分を担っている」(Meijer博士)

 大胆な仮説であるが、それだけ意識は現在の科学にとって神秘的な存在であるということだろう。いずれにせよ、従来のパラダイムでは意識を解明する見込みはかなり低そうだ。量子力学の発展に伴った科学革命でも起こらない限り、意識はいつまでも人類最大の謎として残り続けるだろう。今後、大胆なパラダイムシフトが起こることに期待したい。

※イメージ画像:「Gretty Images」

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