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「まー1本まー1本と…」名古屋弁で親しまれた女優・山田昌さん死去 晩年まで変わらなかった芝居への情熱

東海テレビ / 2024年6月17日 21時20分

ニュースONE

 ドラマや舞台で活躍し、流暢な名古屋弁で親しまれた女優・山田昌さんが6月16日、肝細胞がんのため、94歳で亡くなりました。

山田昌さん(2020年):
「私ね、怒ると良いこと言うのよ。ものすごく怒れている時はね、我ながら感動すること言うの」

 1930年、愛知県常滑市に生まれた山田昌さんは、「おしん」など数々のドラマや舞台に出演しました。


 昌さんといえば、ドラマ「名古屋嫁入り物語」のシリーズで花嫁の母親役を務め、流暢な名古屋弁が全国的に有名になりました。


『鎌倉ハム』のCMでは、「まー1本、ま一1本と、たいがいにしとかないかんよ」などと演じ、東海地方の視聴者に親しまれていました。


 夫は、アマチンこと天野鎮雄さんです。1985年、夫婦で名古屋の劇団「劇座」を旗揚げしました。


 若手俳優の育成に尽くしてきた名古屋の「最強役者夫婦」でしたが、アマチンさんは2023年11月に亡くなりました。


 2021年、昌さんは東海テレビを訪れ、ドキュメンタリー「大名古屋狂詩曲」のナレーションを担当しました。この時すでに91歳でしたが、5時間に及ぶ収録を務めあげました。


東海テレビスタッフ:
「良いナレーションを入れていただきました」

山田昌さん(2021年):
「ありがとうございます。そうウソでも言ってくださると…ウソつき!」

 最後まで女優だった昌さん。歳を重ねても、芝居への情熱は変わりませんでした。

山田昌さん:
「もうこれが最後だなと毎度思うのね。思ってもどうにかやれるとね、ひょっとしたらもう1本できるかもしれないと、はかない望みを持っちゃうんですよ。お客さまに合わせて一段(芝居を)下げちゃダメですよ」


 昌さんは16日朝、肝細胞がんのため94歳で亡くなりました。葬儀・告別式は19日、名古屋市千種区の平安会館今池斎場で執り行われます。

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