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「パンチされた」一時保護時に話す…7歳女の子が“虐待死“の疑い 母親と内縁の夫を逮捕 日常的に暴行か

東海テレビ / 2024年7月18日 17時48分

ニュースONE

 愛知県犬山市で、小学1年の女の子を虐待し死亡させたなどの疑いで、警察が母親と内縁の夫を逮捕しました。児童相談センターは過去に一時保護した際、女の子が「パンチされた」と話していたことを明らかにしています。

 犬山市の小学校に通っていた1年生、島崎奈桜さん(7)。同級生の保護者らには今年5月に死亡したことが伝えられていましたが、虐待が原因だった疑いが強まったとして7月18日、母親と内縁の夫が逮捕されました。


奈桜さんの同級生の母親:
「体調不良で搬送先の病院で亡くなったということしか聞いてなかったので、すごくびっくり。ショックですね」

(リポート)
「家の前には虫取りあみやピンク色の傘が置いてあり、子供が暮らしていた様子がうかがえます」



 内縁の夫・倉田凱容疑者(32)は今年5月24日の夜から翌朝にかけて、奈桜さんに暴行を加え死亡させた傷害致死の疑いです。母親のみなみ容疑者は、奈桜さんの容態が悪化したあとも医療機関を受診させなかったなどの、保護責任者遺棄致死の疑いが持たれています。


 警察によると、倉田容疑者の暴行を受けた奈桜さんを連れて、みなみ容疑者は岐阜県本巣市の実家へ。その後、救急車で運ばれる奈桜さんの様子を近所の人が目撃していました。


実家の近隣住民:
「(救急搬送の時)女の子がぐったりして、連れていかれた。『朝ごはんを食べてから吐いて、ちょっと悪くなった』ということをちらっと聞いたけど」

 奈桜さんは搬送された病院で死亡し、虐待の疑いがあると通報されました。

 死因は、暴行でできたとみられる十二指腸の傷が原因の敗血症性ショックと診断されています。事件を防ぐことはできなかったのでしょうか。

一宮児童相談センターの杉本一正センター長:
「この度は児童相談センターが関わっていながら、お子さまが亡くなるという結果を招いてしまったことにつきまして、大変重く受け止めております」

 犬山市を管轄する愛知県の一宮児童相談センターは、保育園などからの通報で2023年と2022年の2度にわたり奈桜さんを一時保護し、奈桜さんが腕のあざについて「倉田容疑者からパンチされた」と話していたことを明らかにしました。


杉本一正センター長:
「児童のあざの原因を母(みなみ容疑者)に確認しましたところ、母自身が虐待を行った話はでませんでした。明確な虐待行為による事象と認める判断ができる話、エピソードはありませんでした。今後は児童と知人男性(倉田容疑者)の距離を置くようにするとの話がありました。知人男性が『児童に暴力をふるったことはない』、要するに全面否認ですね」

 警察は2人の認否を明らかにしていませんが、日常的な虐待があったとみて調べています。

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