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“ミジュマル”選んだのは2つの理由が…『ポケモン』コラボ進める三重県 国内外の老若男女にアピールし成果

東海テレビ / 2024年8月7日 18時12分

ニュースONE

 三重県では2021年から、観光や文化などの面で、ポケットモンスター(ポケモン)の「ミジュマル」とコラボし、成果が出ています。コラボの狙いや、ミジュマルを起用したのには納得の理由がありました。

■「空いている」スペイン村はポケモンイベントで“待ち時間”できSNSが騒然




 三重県志摩市の「志摩スペイン村」では2024年6月29日、ポケモンとのコラボイベントが始まりました。初日には多くの客が訪れ、ピカチュウやニャオハがお出迎え。


このコラボイベントでは『ポケットモンスタースカーレット・バイオレット』に登場する、街のバトルコートをイメージしたフォトスポットなどが設けられています。


また園内の各所におよそ80種類のポケモンが隠れていて、訪れた人たちは撮影しながら園内をゆっくり歩いていました。


イベントが始まった29日土曜日と30日の日曜日は、アトラクションが最大15分待ちとなり、「混まない」「並ばない」と自虐PRをしていた志摩スペイン村が盛り上がっています。

■コラボしたホテルの客室は2カ月先まで予約で埋まる




 鳥羽市の「鳥羽国際ホテル」は2024年、開業60周年を迎えました。


テラスを一新するなど様々なリニューアルが行われ、5月には、ポケモンの「ミジュマル」とコラボした客室も作りました。


客室には地元特産の萬古焼の急須に…。


尾鷲ヒノキを使ったコースターなど、至る所にミジュマルが溢れています。


鳥羽国際ホテル 惣明福徳(そうみょう ふくのり)総支配人:
「ポケモンファンというのは日本だけではなく世界にもいらっしゃるので、非常に反響が良くて、9月くらいまではほぼほぼ満室(※7月上旬時点の情報)になっています」


外国人観光客の取り込みにも一役買っているという「ミジュマルルーム」に来ることが旅の目的という人も多いといいます。

惣明総支配人:
「チェックインが14時からなんですが、みなさん大体その時間に合わせてお越しになって、少しでもたくさん写真を撮って行きたいという感じですかね」

また、部屋には「モンスターボール」と呼ばれるアイテムが3つ隠されていて、全部見つけるとプレゼントがもらえることから、チェックアウトの時間ギリギリまで滞在する人もいるということです。


「ミジュマルルーム」は志摩市のホテル「NEMU RESORT」にもありますが、9月末まで予約が埋まっているそうです(※7月上旬時点の情報)。

■伝統工芸やお土産ともコラボ




「ミジュマル」は、三重県の伝統工芸ともコラボしています。

県指定の伝統工芸品、松阪木綿のクッションに、ミジュマルがあしらわれています。


松阪木綿は、江戸時代から続く伝統工芸品で、藍染めの優しい風合いが特徴です。


伊勢とこわかやの担当者:
「親子2世代ですとか、海外の方にも沢山買ってもらっています。伝統工芸といいますと、古いイメージがある方もいると思うんですが、こういった人気キャラクターのポケモンのミジュマルとコラボすることで、知ってもらうきっかけになっているかなと思います」

ほかにも、マンホールや…。


チーズケーキに…。


おにぎりせんべいといったお土産品。


そして列車にも。


9月には定期船ともコラボする予定です。

■ミジュマル起用に“2つの理由”




 三重では、県が主体となってポケモンとのコラボを進めています。なぜこれほど広くコラボを進めているのか、一見勝之知事に経緯を聞きました。


三重県の一見勝之知事:
「(ポケモンは)日本人だけじゃなくて世界中、大人も子供も大好きです。ミジュマルに応援してもらうことで、多くの方が今まで以上に三重県に来てもらえると思っていますし、ぜひ多くの人に三重県に来てもらいたいと思っています」

老若男女に人気のポケモンとコラボすることで三重県のアピールにつながると考え、2年半前から始めたといいます。


ポケモンとのコラボで「ミジュマル」を選んだのには2つ理由がありました。

一見知事:
「ミジュマルというのは、ラッコポケモンでして、水ポケモンの一種なんですけど、三重県は東側が海で、水との親和性がとってもある」

1つが、県の特徴とマッチしているということです。そしてもう1つは「名前」でした。

一見知事:
「三重県の読み方ですね、三重って呼んでいますけど、ミジュウとも読めるのでミジュマルとの関係がある」

Q.少しダジャレっぽいですね
一見知事:
「ダジャレっぽいですね、これは子供たちはあまり分からないかもしれないから、あまり言っていないけど」

コラボして2年半が経ちましたが、手ごたえを感じているといいます。

一見知事:
「イベントで多くの人が、私に会うために集まっている人はほとんどいないと思うんですよ。ミジュマルに会うために沢山の人たちが来てくれます。ミジュマルの人気は本当にありがたいと思っています」

一見知事は、これからも様々なコラボを進めていきたいと話しています。

一見知事:
「日本だけではなくて世界からも来ていただきたい、そしてミジュマルとの出会いを楽しんでいただきたいと思っています」

経団連の調査では、発明、文学、芸術作品など、いわゆる「知的財産」の、2019年までの累積収入額は、ポケモンが921億ドルでトップ、ハローキティが800億ドル、くまのプーさんが750億ドルなどとなっています。


長崎県も6月28日にポケモンと連携を始め、これで11の道県がコラボしています。

2024年7月5日放送

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