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「相手の恋心を操った」“頂き女子りりちゃん”が控訴審で語った気持ちの変化と反省の言葉 男性から1億円超詐取の罪

東海テレビ / 2024年8月7日 21時10分

ニュースONE

「頂き女子りりちゃん」を名乗り、男性から1億円以上をだまし取ったとされる26歳の女は8月7日、控訴審の初公判で反省の言葉を口にしました。

 頂き女子りりちゃんこと渡辺真衣被告(26)は7日、犬のイラストが描かれた半袖シャツを着て、黒髪姿で法廷に現れました。


 マッチングアプリなどで知り合った男性3人から、あわせて1億5500万円あまりをだまし取るなどした罪に問われ今年4月、1審の名古屋地裁が懲役9年罰金800万円の判決を言い渡していました。

 弁護側は「量刑が不当」として控訴し、7日、その控訴審の初公判が開かれ、被告人質問も行われました。

<弁護士>
「判決を聞いた時は?」

<渡辺被告>
「どれだけ私は悪いことをしてしまったんだと、改めて思いました」


 そして、被害者への思いを聞かれた渡辺被告は…。

<渡辺被告>
「相手の純粋な恋心みたいなのを操って、全部嘘で踏みにじって、金を奪い取ってしまった。本当に申し訳なかったと思います」

 体を前後に小さく揺らしながら、反省の言葉を口にしました。自らの居場所を求め、意中のホストに貢ぐために犯行に及んだという渡辺被告。拘置所で生活するなかで、気持ちに変化があったことも明かしました。

<渡辺被告>
「私は拘置所での生活にすごく助けられていて、外の社会にいる時より、今の方が精神状態とかも安定していて、拘置所に入れたことを感謝してます。犯した罪は全部、ホストクラブに行ったから起きたことだと思います。自分に居場所があるってことを今回知って、ホストクラブに行かなくなったら、もう詐欺する理由も詐欺ほう助する理由もないです」


 そして、控訴の棄却を求めた検察側が、被害者に手紙などで直接謝罪をしていないことを問いただすと、渡辺被告はしばらく考えこみ、こう語りました。

<渡辺被告>
「『ごめんなさい』って言うだけなら簡単だけど。お金、ちゃんと返せるようになったら、意味あるかもしれないけど。『ごめんなさい』と言っても、何の意味あるのか分からない…」

 裁判は即日結審していて、判決は9月30日に言い渡されます。

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