約15年前に始まりエスカレートか…隣人宅に“生卵”投げつけた疑いで53歳女を逮捕・送検 被害者「心当たりない」

ニュースONE

　岐阜県川辺町で7月、複数の生卵を投げて嫌がらせをした県の迷惑行為防止条例違反の疑いで、53歳の女が逮捕・送検されました。

　岐阜県川辺町の女性が嘆く、カビで黒ずんだ壁。

住人の女性：
「壁を直したばかりなんですけど、塗料もこんな風に剥がれてしまうんです」

　地面には粉々になった卵の殻が落ちています。

住人の女性：
「生卵を投げられた跡です。この壁に当たって落ちた跡です。（投げたのは）お隣の方ですね」

　女性が設置した防犯カメラの映像をみると、隣の家の窓が開くと、1つ、2つ、3つ…。少し白い卵が投げ入れられ、壁に当たって割れる音も聞こえます。

住人の女性：
「エアコンの後ろもいっぱい投げられてしまって、ラジエーターの中にもみっちり卵が張り付いているので、このエアコンも使えないです。（網戸が）卵でこんな風に破れる、このへんも破れていますけど。破れてシミになって」

　女性はこのトラブルについて警察に相談し、隣人で無職の各務良子容疑者(53)が7月、複数の生卵を投げて嫌がらせをした県の迷惑行為防止条例違反の疑いで逮捕・送検されました。

住人の女性：
「もう全く心当たりがないんです。お会いしたこともお話したこともほとんどないし」

　卵だけではありません。各務容疑者が投げたのは2枚の皿。1枚が自宅の敷地内に落ちると、わざわざ拾ってもう一度投げ入れる様子が映っていました。

　女性によると、理由のわからない各務容疑者からの嫌がらせはおよそ15年前から始まり、徐々にエスカレート。以前にも同様の容疑で逮捕されたことがあったといいます。

住人の女性：
「家に帰ってきて、ほっとしたいんですよ。いつも本当に夜まで緊張して、卵の音もすごくストレスだし」

　各務容疑者は調べに対し「やっていません」と容疑を否認していて、警察が詳しい経緯を調べています。

Q.少しは安心できる？
住人の女性：
「そうですね、しばらくは、短い間でしょうけどね。いらっしゃらない間だけでも。お隣って難しいですよね。また帰っていらっしゃって…。どこかに行くというわけにもいきませんしね」