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来園者が“清き3票”投じる…東山動植物園で伝統の『人気動物ベストテン』新人のコモドオオトカゲが上位を窺う

東海テレビ / 2024年10月22日 21時4分

ニュースONE

 衆議院選挙は5日後に迫っていますが、名古屋市千種区の「東山動植物園」でも“負けられない戦い”が行われています。

■人気イベント「ベストテン」の投票始まる




 千種区の東山動植物園につくられたポスターの掲示板。1968年からおよそ2年に1度開かれてきた伝統のイベント「第26回人気動物ベストテン」の投票です。


来園者が投じるのは清き“3票”で、飼育されているおよそ450種類の中から好きな3種類を選んで、スマートフォンから投票します。

前回の1位は、可愛らしい姿が人気の「レッサーパンダ」でした。


2024年で来園40周年、過去14度にわたり1位に輝いた「コアラ」も有力候補ですが、今回は激戦も予想されています。


東山動植物園の担当者:


「新しく来たコモドオオトカゲだったり、前回いなかったホッキョクグマも人気な動物なので、ランクインしてくるかが楽しみです」

ホッキョクグマは4年前に別のオスが死んで以来、久しぶりの来園で、ダイナミックに水に飛び込む様子が人気の“大型”新人です。


そして、22日も長い列ができたコモドオオトカゲの「タロウ」は、爬虫類としての初めてのベスト10入りをほぼ確実にし、さらに上位を窺う勢いです。


子供
「ぼくはキリン…じゃなくてゾウさん。やっぱりカエルだった」

男性:
「俺はトラだ。寅年なので」

女性:
「スナネコとか。猫が好きだから」

■ホンモノの選挙の投票は?専門家は「マイ争点」決めて投票呼びかけ




 楽しそうに一票を投じる“有権者”たちですが、ホンモノの選挙(衆議院選挙)の投票は済ませましたでしょうか。


女性:
「来週投票だね。こっちの方がしやすいですよね、気軽にね。もうちょっと純粋に投票できればいいけどね」

男性:
「こっちの方が選べる数が多いから面白いなと思います。動物だと結構な数がいるけど、うちの選挙区だと5人から選ぶから、選ぶ幅が少ないなと思います」

「衆院選の投票もこんな風に気軽ならいいのに…」「動物と違って、投票したい候補者がいない!」といった声も。

毎回、投票率の低さが課題となっている国政選挙ですが、とくに今回の衆院選は急な日程となったこともあり、前回と比べ期日前投票の出足も遅れています。

政治学が専門の三浦准教授は、どう一票を投じていいかわからないという人に対し、どれか1つでも「マイ争点」を決めて投票所に足を運んでほしいと話します。


名古屋市立大学の三浦哲司准教授:
「自分なりの争点をどれか一つ選んで、それを元に投票先を決める。全ての政策を丹念に把握して自分の1票を投じるというのが難しいという方もいると思いますので。夫婦別姓とか子育て支援とか、どれか1つに絞って投票先を決めるというやり方でも、私個人としては問題ないかなと思っています」

■過去も1位は…2024年はスマホ投票導入しさらに投票率アップへ





 東山動物園の人気投票は、2年に一度の投票ですが、前回2022年の1位は2021年に仲間入りしたレッサーパンダでした。

2020年は、東山のシンボルともいえるコアラでした。

2018年の1位は、人気者シャバーニがいるゴリラでした。この年は新しいゴリラ舎がオープンしました。


この人気投票の投票数は年々が増えています。入場者数の増加などの理由があるといいますが、2024年はスマホ投票を導入し、さらに投票率アップが期待できそうです。

 投票期間は11月4日までです。

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