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“珍公約”にも注目…11/24投開票の名古屋市長選挙 河村市政の是非が争点となるなか各候補が掲げる公約は

東海テレビ / 2024年11月15日 21時7分

ニュースONE

 11月24日投開票の名古屋市長選に向けて、候補者の熱い論戦が繰り広げられています。名古屋市長選では「市民税減税」や「名古屋城天守閣の木造復元」など河村市政の是非が主な争点となっていますが、少し変わった「珍公約」にも注目です。

■広沢一郎さんは『コアラ』に『コモドドラゴン』




 元副市長の広沢一郎さん(60)は、市民税減税など河村市政の継承を訴えますが、中には『コアラ』に関する公約もあります。


広沢一郎氏:
「コアラを抱っこできないかと。これはあくまでチャレンジをしていくという公約なんですけど」

40年前に日本に初めてやってきたコアラは、東山動植物園で今も変わらぬ人気者ですが、もちろん触ることはできません。


来園者:


「(もし抱っこできたら)年パス買いますね。(子供と)一緒に抱っこしたい」

別の来園者:
「気持ち的には触れ合えた方がいいなと思うんですけど、保護的に動物のためを思ったら厳しいところなのかなとも思います」

さらに、今年やってきたコモドドラゴンを増やし、繁殖できるようにするとの公約もあります。実現へのハードルは高そうですが、広沢さんは「子供に夢を与えたい」と話します。

広沢一郎氏:
「40年たって、東山といえばコアラというくらいに定着してきたということで、さらにもう一歩何かできないかと。子供にとても夢のあることなので、チャレンジしていくべきだと考えました」

■大塚耕平さん『名古屋三大ツアー』




 歴史が好きという前参議院議員の大塚耕平さん(65)が掲げる公約の一つが、「歴史」「芸術・産業」「共生」の3つの要素からなる『名古屋三大ツアー』です。


大塚耕平氏:
「歴史と文化と産業の観光資源を巡るツアーを、頭の中で妄想が色々浮かんでいます」

名古屋は観光地としての魅力にかけるとも言われていますが、大塚さんは名古屋城や産業技術記念館などの歴史や産業に加え、もう1つの柱としてコスプレサミットなど新たな文化にも注目しています。インバウンドの増加にも期待を寄せます。


大塚耕平氏:
「久屋大通公園が例えばドラゴンボールストリートとなったら、あそこにモニュメントがずっとたっていたら、みんながそれを全部写真に撮っていくと。名古屋市側からクリエイティブにうって出る観光政策をやってみたいなと思っています」

名古屋の街に、新たな映えスポットが誕生するかもしれません。

■尾形慶子さんは「名古屋飛ばし」対策など




 唯一の女性候補・尾形慶子さん(67)は、街路樹を増やしたり、学校の教室の断熱化などの『暑さ対策』を訴えます。


さらに、動植物園や水族館、美術館などを毎月第一日曜日に無料開放しようという『市民が文化に親しむ日』を掲げています。


尾形慶子氏:
「『マンスリーカルチャーデー』みたいな、もうちょっとひねりが欲しいな。定期的に出掛けるきっかけになったらいいなと思います。文化の政策はなかなか少ないというか、真面目な経済政策はありますけれども、文化の政策はとっぴなくらいがいいのかなと思って」

尾形さんは他にも、アーティストなどの「名古屋飛ばし」が起きているとして、客席1000人規模のホールを建設するという公約も掲げています。

■ほかの候補者の「公約」は



・元会社員 太田敏光さん(76)
 名古屋市天白区の『相生山緑地の道路建設の中止』

・旅行会社経営 水谷昇さん(61)
『巨大テーマパークの誘致』

・元大学講師 不破英紀さん(64)
『医療の管理体制見直し』

・旧自治省の元職員 鈴木慶明さん(85)
『きれいな地球を子孫に』

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