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“二人三脚” “3つのゼロ” “市民との対話”…11/24投開票の名古屋市長選は「最終盤」 候補者たちの訴えは

東海テレビ / 2024年11月22日 21時32分

ニュースONE

 名古屋市長選挙は11月24日が投開票日です。選挙戦も最終盤を迎えていますが、訴えを続ける候補者たちのここまでの選挙戦を振り返ります。

■広沢一郎さんは「河村前市長と二人三脚」



 夜の住宅街を走る、青く光る自転車。乗っているのは元名古屋市副市長の広沢一郎さん(60)です。

広沢一郎さん:
「これをつけるとのぼりもほのかに光りますし、たすきも光るので。ひとりエレクトリカルパレードと」


その前を走る街宣車に乗るのが、河村たかし前名古屋市長です。

河村たかし前名古屋市長:
「有松の皆さん、河村たかしやってきました」

広沢さんを後継指名した河村たかし前市長が、「ウグイス」ならぬ、自ら街宣車から広沢さんを援護射撃しています。


河村前市長:
「お嬢さま、ハウアーユー。光る自転車が一郎。ええ男だと言われとるで、握手くらいしたってちょうだい」

まさに二人三脚の選挙戦を展開し、市民税減税、市長給与800万円など、河村市政の継続を訴えて支持拡大を狙います。

広沢さんへの“援護”は他にもありました。

<Xより>
「みんなでやるぞぉー トレンドランキング入り SNSを広沢一郎で埋め尽くそう!!」


ネット上では支援者による勝手連的な支援の輪が広がっていて、陣営もこうした動きを加速させたいとしています。

広沢さん:
「最近の選挙はSNSが大変に、もうカギを握るとまで言われています。SNSを私のネタであふれ返らせるくらいにしていただけると大変ありがたい」

■元参議院議員の大塚耕平さんは“3つのゼロ”で巻き返しへ



 選挙戦も折り返しを迎えた11月18日の月曜日、名古屋市の中心部を練り歩いた大塚耕平さんが繰り返し訴えたのが「3つのゼロ」です。


「給食費」「敬老パス」「がん検診」の3つの費用負担をゼロにするという訴えで、20日にはポスターも急遽貼り替え、3つのゼロを全面的にアピールする戦略を打ち出しました。

大塚耕平さん:
「これまでの主張をより分かりやすくピックアップした。有権者の皆さんにとってご関心が高いことが自分なりに確認もできたし、腹落ちもしたというタイミングだということですね」

大塚さんを援護しようと、推薦を出す与野党の国会議員たちが続々応援に訪れました。

立憲民主党の斎藤嘉隆参院議員:
「正しいことをウソなくきちんと伝える、そういう誠実な方に市長になってほしい。それがこの大塚耕平さんだと私は思います」


ネットでも…。

国民民主党の榛葉賀津也幹事長:
「応援行っちゃうんだよ、名古屋に。玉木(代表)が来るんだよ。玉木が来てプラスかマイナスか分かんないけど」

20日からは、候補者擁立を巡り紆余曲折があった自民党市議団も、各区ごとに市議が張り付き、街頭演説をバックアップ。オール与党体制で大塚さんを支援します。


自民党名古屋市議団の藤田和秀団長:
「自民党は決めたらとことんやる、全力でやる、命懸けでやる」

大塚さん:
「多くの方にご支援いただけるように努力するのが務めですから。結果、大勢の方にご支援いただいているということで。ありがたいことだと思っています」

■政治団体共同代表の尾形慶子さんは「市民との対話で支持拡大へ」



 唯一の女性候補、尾形慶子さん(67)は、市民税減税の中止など河村市政の見直しを進めたうえで、住宅の断熱改修の推進など、異常気象や災害に対応できる街づくりを目指すと訴えています。

尾形さんが重視している活動が、手作りのボードを使って、市民から意見を聞く取り組みです。


尾形慶子さん:
「いくら減税されているかご存じですか?」

この日は市民税減税の効果を実感しているか聞いたうえで、自身の考える減税政策の問題点を訴えていました。

尾形さん:
「『減税いくらされているか知っていますか?』というと、ほとんどご存じないと思います。金持ち減税のせいでお金を取られているので、他の街よりも経済発展が遅れているので」

市民との対話を行い、支持拡大を狙う尾形さんの取り組みは他にもあります。


尾形さん:
「尾形慶子のTikTok&インスタグラム、今夜も始めたいと思います。いえーい」

尾形さんが毎日夜9時から行っているのが、TikTokやインスタグラムを使ったライブ配信です。


実際に視聴者から寄せられる質問に答える形で、有権者に寄り添う姿勢をアピールします。

尾形さん:
「『これに期待します』とか『これは違うんじゃないですか』というのも入ってくるので、『あぁなるほど』とすごく気付かされることが多いです。そういうリアルな声を伝えていきたいと思いますので」


名古屋市長選挙にはほかにも元会社員の太田敏光さん(76)、旅行会社経営の水谷昇さん(61)、元大学講師の不破英紀さん(64)、旧自治省の元職員、鈴木慶明さん(85)の4人が立候補していて、過去最多にならぶ候補者数となっています。投開票は11月24日です。

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