助産師と保育士が24時間サポート…ホテル宿泊型の『産後ケアサービス』愛知県犬山市で12/11から

ニュースONE

　出産した母親が安心して育児ができるように、愛知県犬山市のホテルで宿泊しながらサポートを受けられる「産後ケアサービス」が始まります。

「産後ケアサービス」を始めるのは、犬山市にある「ホテルミュースタイル犬山エクスペリエンス」で、東海3県では初めての取り組みです。

「産後ケア」は妊娠・出産を乗り切った母親の心と体を回復に導き、安心して育児に取り組めるようサポートするものです。

　しかし、近年は核家族化の進行で自宅では周りの協力が得にくく、「産後うつ」のリスクが高まることも指摘されています。

　こうした課題の解消に、医療用品の販売などを営む企業「ロイヤルポルテ」がホテルとタッグを組みました。

ロイヤルポルテの担当者：

「医療現場でのルーティンの中で産後ケアを行うことになりますので。一方、ホテルの方は、滞在されている方々に手厚くサービスを提供するかたちになります」

　ホテルに常駐する助産師と保育士が、母親と赤ちゃんを24時間サポートし、生後4カ月ごろまで利用できるといいます。

　産後ケア対象の客室にはセミダブルのベッドが2つ並んでいて、父親も一緒に泊まることができるほか、面倒な準備をしなくても手ぶらで来られるよう、オプションでおむつや授乳服なども用意されています。

　体力回復につながる栄養たっぷりの食事も提供されるほか、赤ちゃんを預けてアロマエステや骨盤ケアを受けられるコースもあり、沐浴や授乳など「育児の第一歩」もしっかり教えてもらえます。

ロイヤルポルテの担当者：
「産後はもう体ボロボロです。私たちはママファーストを掲げて、お母さんがこうしたいということに真摯に向き合いたいと思っております」

　この産後ケアサービス「milieu」は、12月11日から2025年5月末まで利用でき、ホテルの公式サイトから予約できます。