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“黄葉”遅れ今まさに街中が黄金色に…「日本一の銀杏産地」愛知県稲沢市祖父江町 1万本以上のイチョウが見頃 銀杏グルメで町おこしも

東海テレビ / 2024年12月3日 12時2分

ニュースONE

 イチョウの葉の色づきが全国的に遅れています。全国一の銀杏の産地で知られる、愛知県稲沢市祖父江町のイチョウは、今週末が見頃のピークということです。
 
 もう12月だというのに各地で今、見頃を迎えている紅葉。2024年は残暑の影響で、遅い見頃になっています。東京の神宮外苑のイチョウ並木もようやく黄金色になり、訪れた人が魅了されていました。

 愛知県でも、イチョウの紅葉が遅れています。全国一の銀杏の産地、愛知県稲沢市祖父江町には、至る所にイチョウが植えられ、その数は1万本以上です。


 12月1日まで「そぶえイチョウ黄葉まつり」が開かれ、ライトアップも終わったはずでしたが、今がまさに見頃で、街中が黄金色に染まっています。名鉄の山崎駅周辺には、イチョウ並木のトンネルができていました。


訪れた人:
「イチョウを見に来ようかなと。もっと閑散としているかなと思った。(見頃ピークは)もう少し後じゃないですか」

別の人:
「平日のこの時間に結構たくさんの人がいて、外国の方もいるみたいなので、やっぱり人気なんだなって」

 ぎんなんマルシェには「銀杏の王様」と呼ばれる藤九郎や、ぎんなんが入ったたこ焼きが販売されています。


銀杏の販売所:
「少しずつ黄色くなるのが、遅くなっているような気がします。藤九郎の4Lサイズは市場に出ないので、ここで買っていただければと思っています」

 銀杏グルメも人気で、近くの中華料理店「中国料理・北京」には、銀杏を練りこんだ麺の上に、素揚げした銀杏が乗せられた『銀杏ラーメン』があります。


中国料理・北京の代表:
「今の季節ですと、多い時は(1日)50〜60ぐらい出ます。祖父江町は何でまちおこしができるかなとみんな頑張って考えて、銀杏でしょということで始めた」

 今、イチョウの葉を巡って東京で話題になっているのが、イチョウの葉で作るバラの花のSNS投稿です。


 祖父江町では、イベントを開く商工会の人も挑戦してみました。

祖父江町商工会の担当者:
「うまく作れないんですけど…めちゃくちゃ難しいです。50点です」


 イチョウの葉の見頃は例年より1〜2週間遅れていますが、12月2日で8割ほどが黄葉しています。稲沢市祖父江町のイチョウは、今週末が見頃のピークということです。

祖父江町商工会の担当者:
「展望台から見るイチョウもとてもきれいで、人気のスポットとなっております」

 東海地方は12月3日も11月上旬から中旬並みの暖かさとなる見込みですが、週末は一転して、一気に寒くなる見込みです。今週が「紅葉」の最後のチャンスになるかもしれません。

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