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江戸時代のものに基づく“一本立ち”…名古屋の徳川園で『門松』の準備 竹を斜めに切り落とす“そぎ”は家康考案とも

東海テレビ / 2024年12月13日 17時27分

ニュースONE

 名古屋市東区の徳川園で2024年12月13日、新年を前に徳川園ゆかりの「門松」が飾られました。

 長さ3.5メートルの竹のまわりに、松と熊笹を飾りつけたシンプルな門松で、イメージとは少し違いました。

臼井竹材店の高橋伸寛さん:
「普通は門松というと、3本ずつ左右対称に組んであると思うんです。こちらの徳川園の門松は一本立ち。非常に珍しいです」

 徳川園の門松は、江戸時代の竹1本のものに基づいて作られました。そして竹を斜めに切り落とした「そぎ」の部分は徳川家康が考えたとされています。

 1573年、現在の静岡県で起きた三方ヶ原の戦いで、武田信玄に大敗した家康が、復讐の思いを込めて、武田に見立てた竹を斜めに切って飾ったといいます。



臼井竹材店の高橋伸寛さん:
「左側が雄松なんですけど、雄松に動きがありますね。「あばれ松」というか。雌松は女性らしくしっとりとおとなしめでおさまっております」

 400年以上の時を超え、歴史ロマンを感じさせる門松。徳川園で2025年1月13日まで楽しむことができます。

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