犬も防寒対策は万全…“今季最強寒波”で岐阜の山地を中心に大雪 郡上市長滝では101センチの積雪観測 平年比の約2.4倍

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　強い冬型の気圧配置が続く影響で、岐阜県では1月10日にかけ、山地を中心に大雪となるおそれがあり、気象台は警戒を呼びかけています。

■岐阜県郡上市では平年の2.4倍の雪が積もったところも

　日本列島を襲う今季最強寒波。車のフロントガラスにたたきつけるような雪に、あたりは一面まっしろな雪景色。この地方でも、岐阜県の山地を中心に大雪となっています。

郡上市白鳥町長滝では、平年のおよそ2.4倍となる101センチの積雪が観測され、車庫の屋根に登り、雪下ろしをする人の姿もありました。

雪下ろしをする人：
「今年は一気に降ったという感じですね。このままやんでくれればいいですけど」

郡上市民：
「あした、旦那が仕事を休んで雪を下ろそうかなと言っていて。(子供は)学校が休校になっていて、昨日も休みで今日も休みで、冬休みが延びています」

■愛知の平地でも積雪の見込み

　観光地の高山市では、犬も防寒対策ばっちりです。雪の中、傘をさしながら朝市を楽しむ観光客の姿も見られました。

岐阜県では10日にかけて、山地を中心に大雪のおそれがあり、10日午前6時までの24時間に予想される雪の量は、いずれも多いところで飛騨地方と美濃地方の山地で70センチ、平地で30センチとなっています。

愛知県でも9日夜から10日にかけて局地的に雪が降り、平地でも雪が積もるところがある見込みです。

■坂道を滑り落ちる車にひかれ男性死亡…車を押していたか

　雪の影響で、死亡事故も起きています。警察によりますと8日午後7時半過ぎ、下呂市萩原町西上田で坂道を滑った車にひかれ、近所に住む橋本鉱一さん(73)が死亡しました。

橋本さんは、雪の積もった坂道を上れなかった車を後ろから押していたところ、滑り落ちてきた車にひかれたとみられるということです。

気象台は、大雪や路面の凍結による交通への影響に警戒を呼びかけています。