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山崎武司さん「めちゃくちゃ良い事」バンテリンDに“外野テラス席”を検討 得点力不足に泣いた中日ファンに朗報か

東海テレビ / 2025年1月29日 21時12分

ニュースONE

 中日ドラゴンズの本拠地バンテリンドームナゴヤが、外野フェンス手前に、テラス型の観客席の新設を計画していることが分かりました。ホームラン王に2度輝いた山崎武司さんに、チームへの影響について聞きました。

■外野が狭く…“ホームラン出ない球場”についに変化が




 バンテリンドームは、両翼100メートルにセンターまでは122メートルと国内屈指の広さを誇ります。高さ4.8メートルのフェンスが立ちはだかり、「ホームランが出ない球場」と言われてきました。


 2026年からは、外野フェンスの前にテラス席を設け、外野を狭くする計画があるということです。


 ドラゴンズのファンは、「ついに、だと思いました」「ホームランが見たいので賛成!」と歓迎ムードです。

■立浪前監督も言及…「3年間本当に点が取れなかった」




 3年連続最下位のドラゴンズの課題は「得点力不足」です。2024年まで指揮を執った立浪和義さんも、バンテリンドームの広さについて言及しています。


立浪和義前監督(2024年12月):
「バンテリンドームってご覧の通り、なかなか点が入りにくい、ピッチャーが有利な球場ですから。この3年間、本当に点数が取れなかった」

 広いバンテリンドームに泣かされたバッターは数知れず。外野テラス席を作ることでホームランが増えることが期待されます。

■山崎武司さん「勝ち星の上乗せが出てくる」




 現役時代にホームラン王2回、通算403本のアーチを描いた山崎武司さんは、テラス席の設置について「めちゃくちゃ良いこと」と話します。


山崎武司さん:
「距離が短くなればホームランが出やすくなる。ドラゴンズの今のチームですよね。長打不足というのがかなりありましたので。めちゃくちゃ良いことだと思う」

 外野が狭くなることで、投手陣への影響については…。

山崎武司さん:
「良いピッチャーは、狭かろうが広かろうが打たれないんですよ。打ち取るわけです。数字的には、ドラゴンズにはテラスがあった方が、勝ち星の上乗せが出てくるんじゃないか」

 ファンからは「防御率が悪くなるのが不安」「ピッチャーは良いから、バッターがどんどん得点入れてくれるといい」「優勝パレードを見に行ったが最近ないので、見てみたい」などの声が上がっています。

■内野側にも新たな客席…テラス席は2026年から使用予定




 ドームでは、内野側のファウルゾーンにもせり出す形で、客席を新たに設ける予定です。


 すでに設置されている福岡の「みずほペイペイドーム」では、外野前のテラス席に座ればホームランボールをゲットできるチャンスもあり、ファンに喜ばれています。

山崎武司さん:
「内野席もせり出してくるということなので、臨場感ある所から野球が見られる。ファンにとってもうれしいんじゃないですか」

 バンテリンドームへの外野テラス席設置は、正式に決まれば、今シーズン終了後に改修工事が行われ、2026年からの使用が予定されています。

■「テラス」で一方的に有利になるわけではない…ソフトバンクの場合




 外野テラス席設置された場合の影響について、すでに設置されている他チームの球場で見てみます。

 12球団では、2015年にソフトバンクの本拠地「ヤフオクドーム」(現:みずほPayPayドーム福岡)に。2019年にロッテの本拠地「ZOZOマリンスタジアム」に、外野テラスが設置されています。


 ソフトバンクの場合、本拠地でのチーム本塁打数は、設置する前の2014年は「34本」でしたが、設置初年度の2015年は「77本」と劇的に増加しました。


 しかし、相手チームにホームランを打たれることも多くなりました。ソフトバンクの年間チーム被本塁打では、2014年はリーグで2番目に少ない90本でした。しかし、2015年は113本とリーグワーストタイとなっています。

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