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【シーホース三河】Bリーグ・島田チェアマンが新アリーナ建設予定地を視察 地域とつながるチームの取り組みにも高評価

東海テレビ / 2025年2月4日 9時50分

シーホース三河の新アリーナ建設予定地を視察するBリーグ・島田慎二チェアマン(右から2人目)

プロバスケットボール・Bリーグの島田慎二チェアマンが2月3日、愛知県安城市内で工事が進むシーホース三河の新アリーナ建設予定地を視察した。カテゴリーを再編成して2026年から始まるトップカテゴリー「Bプレミア」の基準を満たし、地域の新しい交流拠点という機能も目指している施設。島田チェアマンは「完成のイメージが湧いた。この地域が盛り上がり、街がいい方に変わっていくイメージも含めて、想像した」と2028年の完成へ順調に進んでいると再確認した。

新アリーナが建設されるのは、東海道新幹線の三河安城駅から徒歩3分のアイシン安城工場跡地。建設業界の人手不足などの影響で、完成予定が2026年から2028年になり、現在は昨秋に始まった解体工事が進んでいる。解体が今秋に終わり、来年1月着工、2028年3月竣工の見込み。シーホース三河は「Bプレミア」参入が決まっており、2028-29シーズンからホームアリーナとして使う。



島田チェアマンは、シーホース三河の寺部康弘社長らから説明を受けながら工事の様子を見学した。約3万平方メートルの敷地を歩いて回り、「思っていたより広い。以前に敷地の外から見たことはあったが、ここまでの大きさは分からなかった。アリーナ、サブアリーナ、クラブハウスなどをつくってもあり余るくらいのスペースだと思った。建設業界の事情なども見越して、アリーナは2028年の開幕に間に合えばBプレミアに参入できるというルールを決めたので、遅いことはない。工事のタイミングもしっかりと聞いており、完成が遅れてしまうのではという心配は今のところないと思う」と話した。

アリーナは、シーホース三河が中心となって設立された「三河安城交流拠点建設募金団体」が募金などで資金調達をして建設。竣工したら安城市に施設を寄贈し、同市がシーホース三河の設立する運営会社に委託して維持していく予定だ。民間企業と自治体が連携して推進する「負担付き寄付」という手法。市民とつくり、使う「みんなのアリーナ」とするため、2023年から使い方やあり方を地域住民と考えるワークショップの開催を重ねている。

島田チェアマンは前日の2日に岡崎市で開かれた三河vs佐賀戦を観戦し、3日の視察前には刈谷市長と安城市長を各市役所に表敬訪問をした。安城市役所では約80人の職員に向けて講演し、「2050年には野球、サッカーを追い越して、日本でトップのプロスポーツとなることを目指している。Bリーグの価値が上がれば、クラブのある街の価値も上がる。何年か後に、Bリーグのチームがあってよかった、と思われるようにしたい」などと話し、群馬や佐賀など新アリーナで活性化した先行事例を紹介した。

視察後、「この場所にアリーナができると決まってから、シーホース三河は住民の皆さんとのコミュニケーションをしっかり取りながら、西三河で新しくファンを増やしてアリーナを常に満員にできるような魅力的なチームを作っている。アリーナプロジェクトをうまくやっている」と評価。「Bリーグ、バスケットボール界のためにアリーナをつくるというより、アリーナという多目的な施設と、ソフトであるBリーグのクラブが地域とつながって、地域活性化に貢献したいというのが最終的なゴール。このアリーナを通して、クラブが成長し、その成長したポジティブなパワーを持って、また地元に良い影響を及ぼす。そんないい循環が作用するようなクラブになっていくことを願っている」と期待を寄せた。

新アリーナの概要は地上4階建て、延床面積は約1万5000平方メートル。メインアリーナは観客席数約5000席、土間コンクリート床。音響や照明の最新設備導入を予定しており、スポーツだけではなくコンサートやイベントなど、幅広く使用できる。店舗が入るコンコースや、VIPルームなどにも使える大小合わせて27の諸室も完備。耐震グレードも上級で、約6000平方メートルの屋外広場なども含め、 災害時の避難場所としての利用も想定している。

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