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「ここまで降ると逆効果」大雪でスキー場は週末の客“半減” 雪の重さでガラス破損も 駐車場ではスリップ事故

東海テレビ / 2025年2月10日 21時37分

ニュースONE

 この週末、東海地方も今シーズン最も強い寒波に見舞われました。大寒波が過ぎ去った2025年2月10日、その影響が見えてきました。

■雪は嬉しいはずが…スキー場は「客は見込みの半分」「スリップ事故も」




 岐阜県白川村では5日午後9時までの48時間降雪量が1メートル29センチと観測史上最大となったほか、名古屋市内でも1センチの積雪を記録するなど、各地で大雪となりました。


郡上市の鷲ヶ岳スキー場には10日、スキーを楽しむ客の姿がありました。


しかし、この土日の客入りは、大雪で東海北陸道の一部が通行止めとなった影響で、見込みの半分だったといいます。たどり着いた客も駐車場でスリップ事故を起こすなど、混乱が生じました。



鷲ヶ岳スキー場の千葉友子さん:
「お客さんの入りは、この週末は半減ですね。高速道路も止まっていたので、お客さんがまずスキー場にはいらっしゃらなかった。ここまで降ると逆効果でした」

また、大雪に押されて施設の窓ガラスが割れ、散乱しました。


千葉さん:
「屋根からの雪が落ちてくると、重たい雪なので、例年の高さであれば雪囲いでカバーしていたんですけど、その高さを超えてしまっていたので、ガラスが何十枚と割れて」

地面を見てみると、寒さによる凍結などで水道管が破裂し、水が湧き出ていました。


復旧には、アスファルトを剥がして配管を取り換える作業が必要ですが、現状、大雪の影響で業者も動けないといいます。

千葉さん:
「修復は雪が解けるのを待つしかないところもあるので。車両の事故から、施設の修繕から、水道管から…」

ただ、ゲレンデには新雪がたっぷり積もり、11日以降の営業に期待を寄せています。

千葉さん:
「ゲレンデの状態としては、ここ10年にない最高の状態ができている。安全に、チェーンを装備したりスタッドレスを履いてきていただけたら、楽しめることは間違いないです」

■魚の種類が3割減…「最強寒波」の影響はスーパーにも




 週末の「最強寒波」の影響は、スーパーにも出ていました。愛知県瀬戸市の「いせや」で話を聞きました。


新鮮市場いせやの福丸明男社長:
「輸送便の遅れが多々出ておりまして、本当は先週の金曜日・土曜日に着く荷物が今日届いたり、まだ届いていなかったり」

そのため、普段はたくさんの魚で埋め尽くされている魚売場も、10日は空いているスペースがありました。


物流だけでなく、北海道や北陸などで低気圧で海がしけり漁に出られず、通常の3割ほど魚の種類が減っていました。

特にメバルやカレイなどが入らず、店頭には養殖や解凍した魚が多くなっているということです。

毎朝、中央卸売市場で魚を買い付ける業者から届く魚の写真も、10日朝は…。

福丸社長:
「土曜日ですね、8日の時点では1つも入荷情報はなく、『養殖ブリ、値上げします』というだけで。本日の朝に至っては、何も情報が送られてきていない。魚の画像を送ってこないというのは本当に珍しいことですね。台風以外だと、雪でというのは初めてじゃないですかね」

■今後は野菜の価格にも影響か




 また魚だけでなく、野菜にも影響が今後出てくるといいます。


福丸社長:
「現状、荷物が遅れて届くなどの影響くらいしか出ていないですが。雪の影響によって取れなかったとか、冷凍焼けしてしまったとかございますので、今週末、来週以降で影響がどう出てくるかが難しいところです。今後、高値になるだろうという予測なんですが、北海道からの新じゃがと、春キャベツがもう若干出始めてはおりますが、そちらも高値で推移するのではないかなと」

列島を襲った「最強寒波」は今後、食品の価格にも影響を与える可能性が出ています。

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