和歌山毒カレー事件・林真須美死刑囚「ホース放水」の意外な仕掛け人を長男が明かす
東スポWEB / 2024年4月11日 15時56分
1998年夏の和歌山毒物カレー事件で死刑が確定、和歌山地裁に3回目の再審請求をしている林真須美死刑囚(62)の長男が10日、自身のX(旧ツイッター)を更新。この日の面会で母親と話した「当時マスコミに対し、ホースで水を撒いたことについての話題」について触れた。
事件発生後から逮捕までの約2か月、多くの報道陣が林死刑囚の自宅前に張り込んだ。そうした中、繰り返し報じられ有名になったのが、笑いながら林死刑囚が報道陣にホースで放水する写真や映像。林死刑囚の夫は過去のメディア取材で自分の指示だったと話しているが、本人はこう説明したという。
「当時の某週刊誌女性記者から『林さん、今日は雨ガッパを着てカメラも濡れても大丈夫なので水をかけて下さいっ!』って言われた事もあったのよ、それで長女と一緒にみんなで水浴び、遊びしたりもした事もあったのよ」
母親のこの説明を、長男はこう理解した。
「ホースを手に持つあの笑顔の背景には時に、女性記者との通じ合いがあったようで、毎日のように自宅に報道陣が押しかけメディアスクラムの渦中だった関わらず、記者と心を通じ合わせて生まれた笑顔、ただの不適な笑みではなかった。初めてそう知りました」
だが当時は長男も指摘するように、報道では「不敵な笑み」ととられた。長男によると、林死刑囚は「後日、報道を見て『まんまとやられたわっ』と思ったそうです」。
また、この放水時に着ていたTシャツもそうだが、林死刑囚お気に入りのアパレルブランドにまつわるエピソードも明かされた。
そのブランド名を略すと、林死刑囚のイニシャルになる。「ということもあり、当時、母が百貨店で見つけた際に『私のイニシャルだわ!』と買い集め始めたようで…」と長男は説明。事件が起きるまでは、家族全員が全身このブランドを着ていたそうだ。
現在でも、同ブランドの差し入れが全国から届くという。「母とブランドの印象が強く残っているのだと思います。余談となりますが、僕も最近大人用を買い始めました」とのこと。
長男は投稿でブランド名を出しているが、98年当時はブランドへの風評被害もあったことから、「該当ポストにブランドから削除依頼が届いた際には削除させていただきます」としている。ちなみに当時、長男は小学5年生だった。
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