【阪神】原口文仁が国内ＦＡ権取得「使う使わないというのは、自分の中でも実感もわかない」

阪神・原口文仁

阪神・原口文仁内野手（３２）が、２９日に国内ＦＡ権取得条件を満たした。

同日の広島戦は雨天中止となったが、マツダスタジアムで取材に応じ、「一軍で活躍することを目標にやってきて、戦力になれたという証しだと思う。本当に素直にうれしいですし、今まで使ってくださった監督はじめ、スタッフの皆さん、裏方さん。家族含め皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです」と語った。

帝京高から２００９年ドラフト６位で入団。ファームで調整を続けていたが、１２年には椎間板ヘルニアを発症し育成契約となった。１６年には再び支配下を勝ち取り、捕手として一軍に定着。

また、１９年１月には大腸がんと診断されたことを公表し、抗がん剤治療を続けながら同年６月に一軍に復帰した。昨季は代打の切り札として５４試合に出場し、５２打席１０安打、打率１割９分２厘だった。

権利の行使については「使う使わないというのは、自分の中でも実感もわかないですし。今はチームですごく大きな目標に向かって進んでる中で、連覇に向けてチーム全員で一丸になってるので。そのことしか今考えられないです」と話すにとどめた。