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元暴走王・小川直也氏が選んだ「人間じゃない男」とは プロレス・柔道・MMAから選出

東スポWEB / 2024年5月17日 5時6分

小川直也氏

「人間じゃない男」とは――。バルセロナ五輪柔道銀メダルの〝元暴走王〟小川直也氏(56)が、自身のユーチューブチャンネル「小川直也のハッスルch」を更新。自身が戦った相手で「最強ベスト3」を明かした。

同級生で大相撲の元関脇貴闘力の鎌苅忠茂氏(56)をゲストに迎えた動画で、「今まで戦った中で強かった人ベスト3」を問われた。小川氏は「順位付けはできない」と前置きした上で、プロレス・柔道・総合格闘技(MMA)に分けて〝最強〟を選んだ。

まずは「プロレスの世界だったら、破壊王が一番強かったんじゃないかな」と〝破壊王〟こと故・橋本真也さんを指名。橋本さんは小川氏のデビュー戦(1997年4月12日、東京ドーム)の対戦相手で、新日本プロレスマットで大抗争を展開した。シングルマッチの戦績は小川氏の3勝1敗1無効試合だが、戦いを通して「俺にプロレスのノウハウを教えてくれた。ファンに魅せる戦い方とか。柔道とは全く違う世界で、強い弱いかで言ったら橋本真也は絶大な強さがあった」と、抗争後はOH砲を結成した盟友の実力をたたえた。

柔道では「全日本選手権の決勝で戦った古賀だよ。あれはヤバかった」と、バルセロナ五輪71キロ級金メダルで〝平成の三四郎〟こと故・古賀稔彦さんを挙げた。高校1年時に160キロの巨漢に必殺の背負い投げで一本勝ちした古賀さんを目の当たりにして、「え~っと思って衝撃的だった。その試合を見て、こいつに勝つにはどうしたらいいんだと。ヤバイやつがいるぞ」とショックを受けたという。

〝平成の三四郎〟とは、体重無差別で柔道日本一を争う90年の全日本選手権決勝で激突。「軽量級なのに中量級のような力を持っていた」と作戦変更を余儀なくされた。当時の全日本決勝の試合時間は10分で「軽量級だし、1~2分でやっつけようと思ってたんだけど、組んだ瞬間『これはヤバい』と。あいつが心が折れるまで、ずっと戦い続けるしかねぇなと思って」と長期戦に持ち込み、試合終盤に足車で一本勝ちした。「彼は強かった。精神的にもタフだった。そこら辺の重量級より全然」と古賀さんの強さを振り返った。

MMAでは「やっぱりヒョードルは強かったよ。反射神経ハンパじゃなかった」と、元PRIDEヘビー級王者で〝氷の皇帝〟ことエメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)をチョイス。〝60億分の1の男〟とは、2004年8月のPRIDEヘビー級GP準決勝で対戦したがわずか1ラウンド54秒、腕十字でタップを奪われて完敗を喫した。

「柔道で戦ったり、格闘技で戦ってきたり、いろいろな人と練習をしたけど、(ヒョードルは)人間じゃないような反応をしていた。ここにいるのかなと思ったら、もうここ(別の位置)にいたもんね。何だろうね、あの動きは。人間じゃない。みんなこれにやられるんだと思ったら、オレもやられてた…。初見じゃ無理だな。あのスピードはちょっと体感しないと無理」と皇帝の超人ぶりにうなった。

当時の小川氏は36歳で、ヒョードルは絶頂期の27歳。「半分悔しいのは、もう10年若かったらなという気持ちはあった」と言うと、鎌苅氏も「そうはいかんのになって、いうのはあるよね」とうなずいていた。

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