レッズの怪物デラクルス 大谷翔平は本物かと問われ「それはまだ探っているところ」

レッズのエリー・デラクルス

レッズの若き怪物エリー・デラクルス内野手（２２）がドジャース戦前に取材に応じ、大谷翔平投手（２９）について語った。

昨年８月２３日のエンゼルス戦で二塁打で出塁した大谷を指で「ツンツン」とつついて実在を確認。話題になった。

大谷について「前回、会った時に彼はとても親切で、素晴らしい選手だから彼と友達になりたい」と朗らかな様子で話した。

最初に今回は何をするのかと問われると、「分からない。でも、また彼と会いたい。前回、会った時に彼はナイスで、とても親切だったし、素晴らしい選手だから彼と友達になりたい」と笑顔で返答。「彼（大谷）は本物だったか？」という問いには、「それはまだ探っているところ」と笑いを誘った。

昨年オフに１０年総額７億ドル（合意時＝約１０１５億円）でドジャースに移籍したことについては「（大谷のドジャースとの契約は）素晴らしい契約だった。ドジャースは素晴らしいチーム。翔平がいてさらに良いチーム」と絶賛した上で、「でも、僕らは彼らに勝つけどね」と、茶目っ気たっぷりに付け加えた。

将来、大谷を抜くことはあると思うか？という問いには「他の選手と自分を比べることをしないんだ。（フィールドに）出ていって楽しむだけ。自分は、毎日、自分よりうまくなりたいと思ってやっている」

試合前時点で９本塁打、２６盗塁。シーズン９８盗塁ペースと史上初の「４０―１００（４０本塁打・１００盗塁」が期待されていることを聞かれると「僕はただ野球を楽しんでいるだけ」と颯爽と走り去った。

試合は「２番・遊撃」で先発出場し、初回に中前打を放つと二盗、３回は二塁打で出塁して三盗、５回は四球で歩くと二盗、三盗を決めて自身初の１試合４盗塁をマークして、３０盗塁一番乗り。７回は痛烈なゴロを右前に運び３本目の安打とするも、二塁で刺されて５個目は失敗。９回一死満塁は遊撃適時内野安打を放ち、４打数４安打１打点、４盗塁、３得点でチームの７―２の勝利に貢献した。