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青木理氏 共同親権法の成立に「家庭裁判所がパンクしちゃうんじゃないか」

東スポWEB / 2024年5月17日 19時25分

青木理氏

ジャーナリストの青木理氏が17日、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ!」に出演。共同親権法の成立についてコメントした。

離婚後も父母双方が子の親権を持つ「共同親権」を導入する民法などの改正法がこの日の参院本会議で可決、成立した。現在の民法は離婚すると父母の一方しか親権者になれないが、改正法では父母が協議して双方が親権者となるか、一方のみとするか決められるようになる。

改正法は2026年までに施行し、施行前に離婚した夫婦も共同親権を選べるようにする。親権を巡り父母の意見がまとまらない場合は、家庭裁判所に申し立てて判断を仰ぐ。

青木氏は「まあいろんな思惑抱えた法案ではあったと思うんですけれども、これ世界的に見ると先進国なんか結構共同親権になってるんですよね」と前置きし「ただ、特にDVなんかを受けているような、特に女性に被害が広がってしまうのではないかと。その手当てをちゃんとしなくちゃいけないのに、その手当てがあまりされてない」と指摘した。

もちろん夫婦の関係が悪くなっていない場合の共同親権は問題ないが「DVも含めた父母が非常に折り合いが悪い、あるいは女性が元夫と会うこと自体が危ないみたいな場合は、実は家庭裁判所が最終的に判断するんですよね。ところがその家庭裁判所が、全国の家庭裁判所が22年に受理した家事事件、家庭の紛争なんかの事件の申し立てってのは、114万件もあるんですよ。これは12年からの10年で30万件近く増えてるんですね」と現状を説明した。

続けて「だから家庭裁判所がきちんと『これはDVだから』っていうことできちんと処理してくれるような体制が取れてるんだったら共同親権にしても、むしろいいと思うんですけれども、そういうのもできてないんですね。だから家庭裁判所がパンクしちゃうんじゃないかと」と危惧。

さらに「そうなっちゃうと女性団体なんかが懸念しているとおり、そういうDV被害者みたいな人たちの悩みというか苦悩がどんどんもっと大きくなってしまうんじゃないか?っていう意味でいうと、僕もこの法案はあまり詳しく取材してはいないんですけれども、ちょっとこのまま成立させるっていうのは、まずいんじゃないかな」と私見を述べた。

メーンパーソナリティーの大竹まことも「間にあいまいなことが多すぎるよね。細部をもうちょっと詰めてやるって言うんなら分かるけど、この法案がどこから見ても子ども側からの視点にはなってないよね」と首を傾げていた。

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