【バレーボール】高橋塁「藍くんのお兄ちゃんと呼ばれ…」 弟への思い、人気の兄弟YouTubeを語る
東スポWEB / 2024年5月21日 11時9分
バレーボール界に新風を吹かせる兄弟をご存じだろうか――。男子の高橋塁(24=サントリー)は、2学年下で日本代表の主力として活躍する弟・藍(24=同)と撮影する、ユーチューブチャンネル「らんるい」を約2年前に開設した。2人の〝素〟が詰まったチャンネルは、5月現在で登録者数28万人を突破。コート内外で大きな注目を集める中、兄の塁が単独インタビューに応じ、2人がバレーに出会ったきっかけ、ユーチューブ撮影に込めた思い、今後の目標を明かした。
――小学生のころから毎日のようにバレーをしていた
塁 僕が小学2年の時に、テレビでめぐさん(元女子日本代表の栗原恵さん)を見た時に「なんやこの競技!」と思って「やりたい」と言ったのがバレーを始めたきっかけかな。藍は僕がやりたいことについてくる感じだったので、次の日から「藍、行くぞ」とボールが見えなくなるまで公園でバレーをやって、家の中に戻ったら風船でやっていた。家の中でボールを使ったら怒られるので、風船でやっていたけど、何回も風船が割れましたね(笑い)。
――年齢が近いからこそ良かったのでは
塁 そうですね。藍がいなかったらどうしていたんやろ…。当時は藍に断る権限がなかったので、「パスやるぞ」って言ったら「はい」みたいな感じだった(笑い)。バレーを始めるまではケンカもあったけど、バレーを始めてからはなくなりました。
――中・高時代はともに同じチームの主力として活躍したが、大学は別々の道を選んだ
塁 当時は一緒にやりたいとか、戦ってみたいとかはそんなに思っていなかった。高校(京都・東山高)はもう来るやろうな、一緒にやるやろうなという感じだった。でも大学の進路を決める時は、藍も「塁と戦ってみたい」と言っていたので、僕は日大に行きましたが、藍は日体大に行きましたね。
――藍のすごさを実感したのはいつか
塁 中学の時の藍は小さくてスパイカーのイメージはあまりなかったけど、高校で一緒にやった時に、僕の高校1年時と比べたら藍の方が上やなと思った。高校3年生の僕と同じ仕事量をこなしていたので「抜かされるぞ」と思うようになりました。
――右肩上がりに成長を遂げる藍の存在はどう映っていた
塁 藍が春高(全日本高校選手権)で優勝して、18歳で日本代表に選ばれて、東京五輪に出て、イタリアに行く中で知名度が高まったじゃないですか。以前は藍が「塁くんの弟」と呼ばれていたけど、そこから僕が「藍くんのお兄ちゃん」と呼ばれるようになった。その時に初めてそれって結構キツいなと思ったけど、今はもう1周回りましたね。大学4年の時には腰のケガをして本当に苦しかったけど、バレーが好きという気持ちはずっと消えなかったので、乗り越えられましたね。
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