国民・榛葉幹事長 立憲幹部らの政治資金パーティー開催に「自民党にやめろ言っているのに」

国民民主党の榛葉賀津也幹事長

国民民主党の榛葉加津也幹事長は２４日に国会内で開いた会見で、立憲民主党幹部たちが政治資金パーティーを開くことに言及した。

立憲は政治資金パーティー禁止法案を国会に提出している。ところが、岡田克也幹事長、安住淳国対委員長、大串博志選対委員長の３人幹部が政治資金パーティー開催を行う予定だという。

衆院政治改革特別委員会ではこの日、同禁止法案の審議が各党で交わされた。自民党は山下貴司元法務相は立憲が同禁止法案を提出したにもかかわらず、岡田氏らのパーティー開催に「法律が通らなければ、やり続けるというスタンスなのか」と批判。これに立憲の本庄知史氏は「現行法に基づいて適法が行われている」と答えた。

永田町関係者によると岡田氏は２７日に自身のパーティーを開催することに「パーティー禁止法案を出しているからといって、自分の手を縛ることはしない」と強調したという。

これに榛葉氏は「立憲さんのことだから、立憲さんに聞いてほしいと思うけど、息子に『禁煙しろ、たばこをやめろ』と怒るお父さんが、たばこを吸いながら息子に『禁煙しなさい！』と言っても説得力がないよね、これ。『（自民党にパーティーを）やめろ！』というのならば、自分たちがやめないとね」と語った。

続けて「私たちは旧文書交通費、旧文通日の使途公開、維新も国民民主も率先して公開していますよ。我々はパーティーが悪いわけではないので、政治資金と同様に５万円以上はすべて公開、外国人からのパー券購入は違反、やらないと決めています。自分たちが言っていることをまず守るということですね。立憲さんが、パーティー禁止とおっしゃるならば、自分たちで範を示さないと。違法ではないけど、迫力がないね。自民党にやめろ言っているのに、迫力がないね。岡田さんは週明けに大阪でやる。自民党の思うツボだよ」とした。