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【夏場所】史上最速V・大の里の剛腕伝説…アマ時代に強豪力士を一撃〝失神KO〟していた

東スポWEB / 2024年5月28日 5時10分

一夜明け会見で地元・石川への感謝を示した大の里

戦慄の〝剛腕伝説〟とは――。大相撲夏場所で初優勝を果たした小結大の里(23=二所ノ関)が27日、茨城・阿見町の部屋で会見を開き、さらなる飛躍を誓った。史上最速となる初土俵から所要7場所で賜杯を抱き、大物ぶりを発揮。その大の里と高校、大学で対戦経験があるアマチュア横綱の実力者が、プロ入り前の強さを証言した。アマ時代の大の里は、屈指の強豪力士を一撃で〝失神KO〟していたという。

大の里は優勝から一夜明けた会見で「天皇賜杯を抱いた瞬間が一番、優勝した実感がわいた。すごく重かったし、ずっと小さいころから見ていたので」と改めて喜びをかみしめた。

夏場所は1横綱2大関を撃破するなど、堂々の相撲内容。それでも、師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)からは「3敗は優勝じゃない」と厳しい言葉をかけられた。大の里は「次は13勝2敗、14勝1敗、全勝優勝できるようにさらにレベルアップしたい。まだ上に番付があるので、さらに上へ、上へと駆け上がっていきたい」と、さらなる活躍を誓った。

日体大時代の2021、22年にアマ横綱に輝いた実績を引っ提げて入門。金沢学院大時代の23年にアマ横綱になった池田俊さん(22=ソディック)は、1学年上の大の里の活躍ぶりに「同じ石川県出身で、小学校のころから知っている選手。番付上位で活躍していて、すごい」と感嘆する。

新入幕から3場所続けて2桁勝利と実力を発揮しているが、プロ入り前からパワーは規格外だった。池田さんは高校、大学で大の里と2度対戦し、いずれも敗れている。「2回とも勝てないなと思った。ぶつかった時の立ち合いの圧力が違うなと、大の里関には感じた。自分もアマチュアの上の方でずっと取っていて、あんまりそういうのは思ったことがないけど…。1ランク違うと思った」とケタ外れの実力を証言した。

当時の対戦では、苦い思い出もあるという。池田さんは「高校では一撃でやられて、あまり記憶がない。(大の里の)手が目に当たって、眼窩底を骨折してしまった。ただ、高校の時も強かったけど、本当に強かったのは大学かなと思う。どっちも一発ではじかれて終わったので、いつやってもレベルが違うなと感じた」と振り返った。

史上最速優勝を果たした大の里は、すでにアマ時代から規格外。プロ入り後も進化を続ける大器は、一気に看板力士にまで上り詰めそうな勢いだ。

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