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北朝鮮〝ミサイル〟に続き10月軍事挑発か プーチンー金正恩ラインでバイデン政権に揺さぶり

東スポWEB / 2024年5月28日 6時52分

昨年も会談を行っている金正恩総書記(左)とプーチン大統領(ロイター)

日本政府は27日夜、全国瞬時警報システム(Jアラート)で北朝鮮がミサイルを発射したもようだと速報した。対象地域は沖縄県。海上保安庁は北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたと発表し、韓国軍合同参謀本部も南方に飛翔(ひしょう)体を発射したと明らかにした。

北朝鮮は27日未明、日本の海上保安庁に「5月27日午前0時から6月4日0時の間に『衛星ロケット』を打ち上げる」と、「人工衛星」の打ち上げを通知していた。

日本政府は弾道ミサイル技術を用いた軍事偵察衛星の可能性が高いとみている。岸田文雄首相は韓国で開催された日中韓首脳会談で「発射を強行すれば国連安全保障理事会決議違反で、北朝鮮に強く中止を求める」と話していた。

北朝鮮は昨年11月、軍事偵察衛星を打ち上げ、成功したと発表した。今年中に3基の打ち上げを予定しているとし、うち1基がこの日の打ち上げとみられる。日中韓首脳会談当日のタイミングでの通知で、3か国の足並みを乱れさせる思惑が見える。

軍事事情通は「4基の軍事偵察衛星を周回させれば、ある程度は効果的に世界を監視できます。北朝鮮はロシアと急接近しているので、今後スピードアップするのかもしれません」と指摘する。

北朝鮮は中国の〝衛星国家〟と見られることもあったが、実際は異なる。「北朝鮮の指導部は狡猾で、長年、中国とソ連・ロシアの間を渡り歩いて、両国から多くの援助を引き出してきました。現在、金正恩総書記とプーチン大統領は蜜月です」(同)

そして軍事偵察衛星の打ち上げが成功するほど、北朝鮮の監視能力が高まることになる。

「米NBCニュースが報じたように、米当局は、米大統領選投票1か月前の10月に北朝鮮が過去最大の軍事挑発に出るとみています。プーチン氏の要請で正恩氏が実行するのではという観測です。東アジアを不安定化させることでバイデン政権のリーダーシップ批判につなげるわけです」(同)

バイデン政権はロシアへの経済制裁などを行っている。トランプ氏が大統領だった時は、プーチン氏と馬が合うとまでいわれた。プーチン氏は北朝鮮を利用することでトランプ氏の当選可能性を高める狙いも考えられるという。

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