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大谷翔平31歳全盛期で迎える2026年WBC 来季投手復帰で「唯一の懸念」

東スポWEB / 2024年5月28日 10時47分

大谷翔平(ロイター)

ドジャースの大谷翔平投手(29)が27日(日本時間28日)に2026年3月に予定されている次回のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)について「今のところは(出場したいと)思っている」と2大会連続出場に改めて意欲を示した。MLBはすでに試合会場を発表し、1次ラウンドC組が東京ドームで行われ、C、D組の準々決勝、準決勝、決勝の舞台は世界一を奪回した思い出の地・米フロリダ州マイアミのローンデポ・パークだ。昨年3月、日本列島を感動と興奮で包んだ「SHO―TIME」が再現される――。

ニューヨークでのメッツ戦(中止)の試合前に取材に応じた大谷は26年に開催される次回WBCについて改めて言及した。「今のところは(出場したいと)思っている」と2大会連続出場に意欲を示した。さらに「選んでもらえるように、トップ層にまずはしっかりと居続けることが大事」と強調した。

昨年3月の大会では投打二刀流で大活躍。3月9日の開幕戦の中国戦では先発して4回を1安打無失点、5三振無四球と完璧な投球、打者でも4回に左翼フェンス直撃の二塁打を放つなど、4打数2安打2打点で侍ジャパンに勢いをつけた。

準々決勝のイタリア戦では2度目の先発。メジャー移籍後最速の102マイル(約164・1キロ)をマークするなど5回途中、4安打2失点で2勝目を挙げた。

舞台がマイアミに移っても輝き続けた。準決勝メキシコ戦では1点を追う9回に先頭打者で右中間二塁打を放って出塁すると、二塁ベース上で感情をむき出しにして「カモ~ン! カモ~ン! カモ~ン!」と三塁側ベンチの侍ナインを鼓舞。ヤクルト・村上のサヨナラ2点適時二塁打を呼び込んだ。

決勝では9回にクローザーとして登板。最後はエンゼルスの同僚トラウトをフルカウントからスイーパーで空振り三振を奪うとグラブ、帽子をグラウンドに投げた。MLB公式サイトはWBCの歴代名場面ベスト10で1位に選出した。他の米メディアも「ハリウッド映画のエンディングのようだ」などと伝えた。当然のようにMVPに選出され、米国でも「大谷のWBC」と評価された。

決勝直後の会見で「(次回も)出たいですね。僕自身が一定のレベルに居続けるのが条件ですし、そうなるように最善の努力を毎年したい」と語っていた。2大会連続で世界一を目指す気持ちは不変だったのだ。

次回大会が行われる26年は大谷にとってはベストのタイミングだ。31歳と全盛期で迎えるだけではない。現在、右ヒジのリハビリ段階で投手としての復帰は来季が想定されているが、球数などかなり制限されるだろう。しかし、復帰2年目は通常なら制限がなくなり、リミッターを外した投球が可能になる。

ただ、ドジャースとWBC出場について具体的な話はしていないと思われる。球団の了承を得るのが大前提だが、MLBが23年大会を大成功と評価しており、目玉の大谷の出場を拒否することはないだろう。問題は投手。マウンドに復帰する来季、ケガなくシーズンを過ごすことが条件だ。

果たして、26年3月に侍ジャパンのユニホームに身を包んだ大谷が躍動する姿を再び見ることはできるのか。日本だけではなく世界の野球ファンが規格外のパフォーマンスを待っている。

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