1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

【バレーボール】高橋藍が日本のSVリーグを選択した理由 外国人枠増加で「さらに成長できる環境」

東スポWEB / 2024年5月29日 6時9分

Vリーグ王者・サントリーへの移籍会見を行った高橋藍

日本人スターの加入が世界最高峰リーグへの第一歩になるか。バレーボール男子日本代表の高橋藍(22)が28日、都内でVリーグ王者・サントリーへの移籍会見を行い「クラブでも代表でも世界一を目指す」と宣言した。トルコやポーランドなどからもオファーがあったが、今夏のパリ五輪後に日本で始まるSVリーグでのプレーを決断。今季イタリア1部モンツァを準優勝に導いた若きスパイカーの凱旋に、バレーボール関係者からは〝悲願成就〟を期待する声が上がっている。

〝唯一無二〟のプレーヤーを目指す高橋が選んだ新天地は日本だった。

東京五輪後から3季にわたって最高峰の舞台で活躍。「イタリアの引き続きレベルの高い中でプレーすることも成長にはつながると思う」としながらも「新たな環境、違う国で挑戦することで、さらに成長の幅が広がるのではないかと考えた」と経緯を明かした。

さらなる進化を目指す上で、日本で幕を開ける新リーグも魅力的だった。SVリーグは、これまでのVリーグに比べて外国人枠が1人増加。外国籍選手2、アジア選手1の計3枠となる。高橋は「外国人枠が増えることにより、世界トップ選手が日本に来ることをニュースで目にしていた。日本の緻密なバレーボールに、世界トップ選手のパワーが加わることで、さらに成長できる環境だと感じた」とメリットを強調する。

2030年までに世界最高峰リーグを目指すSVリーグにとって、世界を知る高橋の加入はプラスになる。あるバレーボール関係者は「今、世界最高峰と言われるイタリア1部リーグで活躍した高橋選手の加入は日本の新リーグの活性化につながると思うし、高いレベルの外国人選手が増えれば、自然と新リーグ全体のレベルも上がると思う」とその効果を指摘。

23~24年シーズンまで行われたVリーグは、海外リーグに後れをとっていた。男子代表の石川祐希(ペルージャ)はイタリア1部で武者修行を重ね、世界の一流選手に成長。女子代表の石川真佑(ノバラ)も23~24年シーズンからはイタリア1部に研さんの場を求めるなど、レベルアップのために海外へ移籍するケースがスタンダードとなっている。

しかし、新設されるSVリーグが世界最高峰リーグに成長すれば、海外に行かずともトップレベルを体感できる。そこで期待されるのが〝夢の競演〟だ。別のバレーボール関係者は「もちろんすぐに日本に帰ってくることはないが、SVリーグのレベルが上がれば、石川祐希選手や石川真佑選手だって日本でプレーするようになるかもしれない」と期待を寄せた。

新たなスタートを切る高橋も「海外の選手にとっても、日本人の選手にとっても、すごくレベルが上がるリーグになっていくのでは」と予想。高橋の決断は、日本バレーボール界を激変させる可能性を秘めている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください