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田母神俊雄氏の都知事選立候補で〝保守票〟流出 小池都知事3選に黄色信号

東スポWEB / 2024年5月29日 6時11分

立候補を表明した田母神俊雄氏

〝田母神閣下〟の参戦で困るのは? 都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)に元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)が無所属での立候補を表明した。自民党が候補者を擁立しない中、保守層の受け皿になる狙いで、3選を目指す小池百合子都知事は足をすくわれかねない事態になってきた。

田母神氏は28日、Xで「バイデン大統領やトランプ大統領よりは若いのでまだ頑張れると思います」と81歳のバイデン氏、77歳のトランプ氏を引き合いに出し、若さをアピールしてみせた。

田母神氏にとって、都知事選は因縁の舞台だ。2008年に政府見解と異なる論文を発表し、航空幕僚長を更迭されたが、保守層から絶大な支持を得て、14年の都知事選に挑戦し、4位に敗れたものの61万票を集めた。しかし、この時に運動員に報酬として現金を配った公選法違反(運動員買収)で16年に逮捕され、18年には懲役2年、執行猶予5年の刑が確定。公民権停止で、選挙の場に立つこともできなかったが、昨年12月に公民権が回復し、表舞台にも復帰していた。

永田町関係者は「田母神さんはニコニコ生放送でチャンネルを立ち上げれば、衆院東京15区補選の際には参政党候補者の応援にも駆け付けていた。〝昔の名前〟と思われるかもしれないが、保守層には一定の支持者がまだついていて、今回は復活をアピールする場となるのでは」と指摘。Xでは36万人以上のフォロワーを抱えている。

田母神氏の立候補で泡を食うのは小池氏だ。小池氏には都民ファーストの会、公明党が相乗りし、自民党も支援する方向。ただ、目黒区長選、衆院15区補選、目黒区の都議補選で小池氏が支援した候補者は3連敗中で、かつての神通力や人気はもはや失ったと分析されている。

「15区補選で自民支持層の一定の受け皿となったのは日本保守党で、都知事選でも有本香事務総長がスタンバイしている。田母神氏と有本氏に保守票が流れ込めば、小池氏がそのまま票を失う計算で、立憲、共産、社民党らが結束する蓮舫氏に逆転される可能性も出てくる。立憲候補が勝利した15区補選と似たような構図になってきた」(同)

この日は、タレントの清水国明(73)も出馬表明。石丸伸二氏を含め混戦模様の中、学歴詐称騒動も抱える小池氏は選挙戦略の立て直しを迫られそうだ。

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