カブス今永昇太がフォーシームで３位 米スポーツサイト「メジャー速球ランキング」

米国で高く評価されている今永昇太（ロイター＝USA TODAY Sports）

米スポーツサイトのブリーチャーリポートは２７日（日本時間２８日）にメジャーの速球ランキングベスト１０を発表し、カブスの今永昇太投手（３０）のフォーシームを３位に選んだ。堂々１位はフォーシームが平均１００・９マイル（約１６２・４キロ）で空振り率４８・３％のアスレチックスのミラーだった。

同サイトは今永のフォーシームが「平均９２・２マイル（約１４８・４キロ）、空振り率２３・３％」といった数値を残していることを「カギ」として挙げ、「単なるエリートではない。ラン・バリュー（得点を与えない価値）がマイナス１４点という値は今、メジャーで最も価値のある球種である」と説明した。

ＭＬＢのベースボールサバントが公開している最新の投球データによると、今永のフォーシームのラン・バリューは全体１位の１３で、ドジャースのグラスノーのフォーシームが２位（１１）、ヤンキースのロドンのフォーシームが３位（１１）と続いている。

また、同サイトは「打者が今永のフォーシームを打球速度９５マイル（約１５２・９キロ）以上で捉えたとしても、飛距離は通常なら平均２２４フィート（約６８・３メートル）になるが、２１７フィート（約６６・１メートル）しか飛ばない」というデータを紹介し、その要因のひとつとして今永の「アクティブ・スピン（回転率）９９％は次のレベルにある」ことを挙げた。５勝無敗、メジャー１位の防御率０・８４も納得だ。

また、今永は２８日（同２９日）にＭＬＢ公式サイトが発表した「（開幕から）２か月後のオールＭＬＢチーム予想」でファーストチームの先発投手の５人に、フィリーズのウィーラーらと共に選出された。ドジャースの山本由伸投手（２５）はセカンドチームに名を連ねている。