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【F1】モナコGP〝限界論〟を重鎮マルコ博士が提唱「ゆがんだもので長期的にはうまくいかない」

東スポWEB / 2024年5月29日 15時9分

ヘルムート・マルコ博士(ロイター)

F1レッドブルの重鎮ヘルムート・マルコ博士(81)が、伝統の舞台であるモナコ・グランプリ(GP)の〝限界論〟を提唱した。

26日に行われたモナコGP決勝は、1周目のクラッシュで赤旗中断になった。各チームが中断中にピットストップ義務を消化して、その後を走りきる作戦を取ったこともあり、スローペースで追い抜くシーンもほとんどなく、F1史上初めて上位10人がスタート順位から変わらずそのままゴールする異例の結果をもたらした。

モナコはコースが狭いことに加えてマシンの大型化も重なり、追い抜きが非常に困難になっているが、今回はそれを象徴するようなレースとなった。そのためF1界では、関係者やファンの間からモナコ不要論も出ている中、重鎮のマルコ博士も伝統の舞台に批判の声を上げた。

マルコ博士は28日に定例会見を行い、オーストリア放送局「LAOLA1」がその様子を報道。見どころがないモナコGPについて「これはゆがんだものであり、長期的にはうまくいかないだろう」と、もはやモナコでのF1開催は〝限界〟との見解を示した。

今後は開催を継続するならば大幅な改革が急務と主張。「コースレイアウトやピットストップ戦略の変更など、何かを考え出す必要がある。例えば、3セットすべてのタイヤを使うために2回はピットストップしなければならないとかね」と〝モナコ限定ルール〟の導入なども検討すべきと提言した。

「モナコでは大金を払っているにもかかわらず、みんなこそこそ歩き回っていることに誰もが気づいていた」と独特な言い回しでモナコの現状を批判したマルコ博士。モナコGPの開催権契約は現状で2025年までとなっているが、このまま手をこまねいているようならば消滅危機に瀕することになりそうだ。

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