宇野昌磨 現役時代との違いに言及「いくつも道が置かれていて、好きな方向に進める」

宇野昌磨

フィギュアスケート男子で世界選手権２連覇の宇野昌磨が〝心境の変化〟を口にした。

５月に現役を引退し、プロスケーターとして新たな一歩を踏み出した宇野は、２９日に行われたららアリーナ東京ベイ（千葉・船橋市）のお披露目イベントに、バスケットボール男子日本代表主将の富樫勇樹、千葉・船橋市在住の梨の妖精ふなっしーともに出席。７月に当会場でザ・アイス東京公演が開催されることから「大きな会場でアイスショーができることをうれしく思う」と声を弾ませた。

現役時代は「用意された道をより遠くまで進む」感覚だったというが、プロになったことで選択視が広がった。「いくつも道が置かれていて、好きな方向に進める。だからこそ、何すればいいんだろうという気持ちもあるけど、大きな主軸としてはスケートがあるので、いろんな方向に行きやすい。別にいろんな道を行って失敗だなと思ったらまた戻ってやり直して、いろんな経験をいろんな失敗とともに自分の糧にしつつ、自分のやりたいこともどんどん見つけていければ」と展望を語った。

ザ・アイス東京公演に向けては「本心で言えば不安はある。これだけの大きな会場を僕自身の力で埋めれるほどの集客力を持っているとは客観的に見て思っていない」としながらも「来てくださった人たちが、少しでもまた見たいなと思っていただけるような素晴らしいショーにしたい」と決意を述べた。