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【全日本】安齊勇馬V1 3冠防衛ロードに前王者・中嶋勝彦は入っているのか

東スポWEB / 2024年5月30日 5時11分

3冠初防衛に成功した安齊勇馬

全日本プロレスの3冠ヘビー級選手権(29日、後楽園)は、王者・安齊勇馬(25)が「チャンピオン・カーニバル」覇者の宮原健斗(35)を退け初防衛に成功した。V2戦では鈴木秀樹(44)を迎え撃つことが決定的に。防衛ロードでの成長を誓う若き王者の視界に、前王者・中嶋勝彦(36)との〝リベンジマッチ〟は入っているのか――。

エースとの頂上対決は、序盤から互いに譲らぬ熱戦となった。安齊のジャンピングニーと宮原のブラックアウト(ヒザ蹴り)が幾度となく交錯する一進一退の攻防。終盤に猛攻を受け切った王者は、おきて破りのシャットダウンスープレックスを繰り出し、必殺のギムレット(変型ボム)へとつなぎ勝利を収めた。

試合後は同世代の本田竜輝、ライジングHAYATO、綾部蓮と新世代ユニットを結成。1355人札止めの観客から大歓声を浴びた。次なる標的も現れた。試合後は鈴木から挑戦表明を受け、V2戦で迎え撃つことが確実になった。

「僕がベルトを持っていれば今回の宮原さんのように、上の人たちが面白くないから潰しに来ると思うんです。それを乗り越えていけば僕も1個1個レベルアップできると思うので、来る者は拒まずで、ヘビーやジュニアも関係なく乗り越えていきたい」

25歳の王者には、今後も先輩レスラーからの集中砲火が待ち受ける。それでも「このベルトを持っていることで、いい意味で苦難が来る。それが大変でたまに折れそうにもなるんですけど、いろんな経験ができるので落とすわけにいかないです」と歓迎。「苦難も幸せも全部受け止められるようになった時に、真のチャンピオンになれるのかなとも思います」とクールな表情を浮かべた。

目標とする「真のチャンピオン」になる上で、避けては通れない存在が中嶋だろう。3月20日大田区大会で3冠王座を奪取したものの、試合内容は散々だった。終始圧倒され続け、最後の最後にジャーマンで逆転勝利。あっけない幕切れは賛否を呼んだ。

安齊は「心のどこかにはありますね。払拭したいというか…」と唇をかみ締める。中嶋はこの試合を最後に事実上、全日本マットを撤退。現在はどこの団体にも上がっていない。安齊は「ただ、現時点でもう一回っていうのはあまり頭にはないです」としながらも「それでも全日本のすごい人たちと3冠戦をやっていけば、僕が(中嶋にとって)おいしい相手になるわけじゃないですか。そうなったらまた来てもらっても、別に僕は逃げることはないです。その時にしっかり勝ちたい」と語気を強めた。

このまま防衛ロードを突き進み、止まらぬ進化を続けるつもりだ。

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