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小池百合子都知事の立候補表明見送りで「政界引退説」浮上 命運握る〝KY〟山本太郎氏の動向

東スポWEB / 2024年5月30日 5時12分

都議会で所信表明する小池氏

小池都政の命運を握るのは〝KY太郎〟――。小池百合子東京都知事が29日、都議会での所信表明で都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)の立候補表明を見送った。6月12日の閉会日以降に仕切り直しの公算で、立候補断念の〝政界引退説〟もささやかれ始めた。

小池氏は都議会定例会初日に立候補を表明する意向とみられていたが、前日になって、急転、先送りとなった。報道陣には「この定例会に取り組んでいくのが現職の務め。『継続してこそ力なり』とある」と前向きな発言こそしたが、立候補には言及しなかった。

この日、都議会にあいさつ回りで姿を見せた立憲民主党の蓮舫氏は「(小池氏の所信表明は)熱がないなぁと思って、聞いていました。この後も(立候補を)表明されないのかしら?」と肩透かしを食らった。

永田町関係者は「小池氏が推した候補者は衆院東京15区補選や目黒区の都議補選などで、3連敗を喫していて、陰りが見えているところで突如、蓮舫氏が出てきた。勢いは完全に蓮舫氏にあって、計算が狂ったのは間違いない。今後は情勢調査や文春砲の出方を見極めていくことになるのでは」と指摘する。

小池氏元側近の小島敏郎氏は先月発売された「文芸春秋」で4年前の都知事選で、小池氏の学歴詐称疑惑に対する裏工作を告白していた。6月発売の文芸春秋では工作に加担しながらも匿名だった元ジャーナリストのA氏が登場するのではないかとウワサされている。

「小島氏はいずれA氏が実名で表に出てくることを予告していて、裏工作を否定していた小池氏にとってはダメージは大きい。小池氏が最も恐れるのは、カイロ大卒業の肩書で都知事選に出て、落選するケースです。小島氏は刑事告発すると宣言しており、事前の情勢調査で色よい数字が出てこなければ、乙武洋匡氏を後継に指名して、政界から身を退く可能性もある」(同)

他の陣営の動きもまだ不透明だ。立憲、共産、社民は統一候補で蓮舫氏を推すが、日本維新の会や百田尚樹氏が代表を務める日本保守党は独自候補者の擁立を目指しながらも、まだ発表していない。

「維新や保守党の候補者が出てくれば、リベラル陣営の蓮舫氏ではなく、小池氏側の票がそがれることになり、ますます窮地に追い込まれる。小池氏が願っているのは前回の都知事選で65万票を獲得したれいわ新選組の山本太郎代表が野党共闘に加わらないことでしょう」(同)

2020年の都知事選で、立憲や共産は弁護士の宇都宮健児氏を支援したが、空気を読まない山本氏が後出しで立候補し、野党共闘をぶち壊していた。前回の失敗を避けるために共産党は蓮舫氏の支援で、れいわに協力を呼び掛けたが、独自色を出したい山本氏は自身の再出馬の可能性も含めて、都知事選の対応についてはまだ決めかねている様子。

告示まで3週間あり、小池氏や各陣営の動向次第で、都知事選の情勢はガラリと一変することになりそうだ。

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