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【日本ハム】新庄監督「阪神ユニ登場」の舞台ウラ NPBから警告も〝第2弾〟を示唆

東スポWEB / 2024年5月30日 5時14分

阪神のユニホームで登場し大歓声を浴びた日本ハム・新庄監督

「新庄劇場」が古巣をのみ込んだ。日本ハムは29日の阪神戦(甲子園)に8―2と快勝。試合前のメンバー表交換では新庄剛志監督(52)があろうことか敵・阪神の縦じまユニホーム姿で登場し、ファンはもちろん、チーム内外の度肝を抜いた。NPBから警告を受けたという指揮官だが、それでもファンのためならばと第2弾さえ〝予告〟している――。

渾身のパフォーマンスを披露した新庄監督だが、雨天中止となった前日28日に胸の内の〝野望〟を早々と予告していた。今季から各チームの指揮官や審判団と行っている「ハイタッチ」を敵将・岡田監督に敢行することを視野に「まあまあ、見といてください」と不敵な笑みを浮かべながらサプライズをにおわせていたのだ。

ふたを開ければ、その〝演出〟が敵チームである「阪神ユニ着用」だった。「もう1か月前に(準備して)ね。サイズも寸法もオーダーして」と明かしつつ、してやったりの表情を浮かべた。

新人時代の背番号「63」と「新庄監督」の文字が漢字で施された特注ユニ。メーカー側にオーダーする際にはチームマネジャーに「僕は『タイガース時代から俺のファンがいて。その人にプレゼントしたいから作りたい』とは言っていた」と、ウソまでついて極秘で準備を進めていたことを赤裸々に語った。

そんな周囲をけむに巻いた〝新庄流サプライズ〟に対しては試合を管轄するNPBから正式な警告があったといい、本人も「柔道でいう有効、技あり。あと1回やったら退場みたいな。まあ、でも怒られる前提でね。罰金用意してたもん。たぶん、吉村本部長に明日、めっちゃ怒られます(笑い)」。

そんな新庄監督だが、一体なぜ「退場」を覚悟してまでこの日の〝演出〟にこだわったのか。その背景には、敵地ファンへの感謝を含めた熱い思いがある。新庄監督は阪神に入団後、甲子園に詰めかけてくれたファンに育てられ一流選手に成長できたことを認めている。だからこそ「甲子園で何かファンを喜ばせることはできないのか」と熟考し続け、腐心の結果がこの日の仰天発想につながったのだ。

「あの(甲子園の)スタンドの阪神ファンのみんなが(自分を)思い出してくれたというか。(背番号)63番がデビューなんでね。それ(歓声)が聞けたらもういくら怒られても別にいいです。でも、こういうことをした時は僕は昔から試合には勝っていたんで。縁起を担ぐじゃないけど…勝てて良かったですね」(新庄監督)

そして試合は打線が小刻みに得点を重ね、敵地で猛虎相手に8―2で大勝。自身が日本ハムの指揮官に就任して以来、初めて甲子園で記念すべき1勝を手にした。そんな最高の喜びを得ただけに、指揮官はファンを沸かせる〝第2弾の演出〟に取り掛かることも早速におわせている。

「あの~、もう1つ別の(背番号)5番のユニホームも用意していたのでね。あと1回…考え中。フフフ」(新庄監督)

退場を恐れてもうやらないのが普通の考えだが、ファンのためならば自己犠牲も惜しまない。やはり「新庄劇場」に終幕はないようだ。

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