【スターダム】ＡＺＭが『ALL TOGETHER』をＳ・キッドの「素顔公開日」に指定

キッドの「素顔公開日」を指定したＡＺＭ

女子プロレス「スターダム」のＡＺＭ（２１）が、日本プロレスリング連盟設立第２弾大会「ＡＬＬ ＴＯＧＥＴＨＥＲ（ＡＴ）」（６月１５日、北海道・北海きたえーる）を〝悩める黒虎〟スターライト・キッドの「素顔公開日」に指定した。

６日の第１弾大会（日本武道館）に続いて出場する２人は、シングルマッチで激突する。今回も女子唯一の試合を任せられたＡＺＭは「前回、すごく評判がよかったんです。今回も普段スターダムを見ないお客さんを持って帰れるような面白い試合を見せます」と意気込んだ。

ＡＺＭは２０１３年１０月にキッズファイターとしてデビュー。１５年１０月デビューのキッドとは長年切磋琢磨し、ハイスピード王座を奪い合ったライバルだ。最後の一騎打ちは２３年３月のハイスピード王座戦で、当時の王者ＡＺＭがベルトを防衛している。

約１年３か月ぶりのシングルに向けＡＺＭは「今までの勝率は私の方が上。最後にノンタイトルで一騎打ちしたのは８年前らしいんですけど、私はあの時、まだ中学生だった。お互い成長して、こんなにも大きい会場でシングルをやるのは感慨深い」と語りつつ、「でも、もうキッドにライバルなんて言わせませんよ。今回の試合でも私が圧倒的な勝利を見せつけて、キッドより何歩も先にいることをわからせます」と堂々宣言した。

４月２７日の横浜大会で極悪ユニット「大江戸隊」を追放されたキッドは「コズミック・エンジェルズ（ＣＡ）」率いる中野たむや、古巣「ＳＴＡＲＳ」の岩谷麻優からラブコールを受けている。現在各ユニットの選手と組んで品定めしている黒虎の姿を、ＡＺＭは「いろんなユニットに手を出していて気に食わないですね」と不快感を示す。

また、キッドがデビュー時から着用している虎のマスクを脱ぐ可能性を示唆していることにも「あれだけスターダム唯一のマスクウーマンって言ってきたのにマスク脱ぐの？」と首をかしげた。

それでも本人の意思を尊重し「脱ぐなら私のいないところで勝手に脱ぐなんて許さない。せっかくならＡＴの大きな舞台でいろんな団体のファンが見ている前で私がそのマスク、脱がしてやるよ！」と言い放った。永遠のライバルと認め合った２人に不穏な空気が流れている。