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大坂なおみ 史上初の快挙にあと一歩…現役女王に惜敗「圧倒的なパワーで惑わせた」

東スポWEB / 2024年5月30日 9時46分

あと一歩だった(ロイター)

テニスの全仏オープン第4日(29日=日本時間30日、パリ・ローランギャロス)、女子シングルス2回戦で世界ランキング134位の大坂なおみ(26=フリー)は大会3連覇を狙う現世界1位のイガ・シフィオンテク(22=ポーランド)に6―7、6―1、5―7で競り負けた。

第3セットに5―3とリードして迎えた第9ゲームでマッチポイントを握るも、自身のバックハンドをネットに当てるミスでチャンスを逃すと、そこから4ゲームを連取されて、逆転を許した。日本勢が4大大会で世界1位に勝てば、史上初だったが、それでも昨年7月に長女シャイちゃんを出産し復帰から約4か月しか経ていない中で現役女王を追い詰めた。

英メディア「BBC」は大坂の奮闘に「最終セットであと1ポイントというところまで迫り、そのリードを生かせなかったものの、記憶に残る勝利に近づいた」「世界134位の選手が依然としてトップ選手を試すほど、強烈な打撃を持っていることを示した」とし「圧倒的なパワーと恐れを知らないリターンでシフィオンテクを惑わせた」と伝えた。

敗れたものの、大きな存在感を示した大坂は「彼女と対戦するのが夢だった」とし「そう考えると、自分はかなりうまくやっていると思う。自分に厳しくなり過ぎないようにもしている」と語っていた。

また男子の元世界4位、錦織圭(34=ユニクロ)は2回戦で世界15位のベン・シェルトン(米国)と対戦するも、雨のため第1セット途中で中断し順延された。

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