【ＭＬＢ】不運続きのカージナルス・ヌートバー 退場の次は負傷で長期離脱も

不運続きのヌートバー（ロイター＝USA TODAY Sports）

カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手（２６）が２９日（日本時間３０日）の敵地レッズ戦に「２番・右翼」でスタメン出場したが、左脇腹を痛め途中交代した。

ヌートバーは５―３で勝ったこの試合で４打数２安打と活躍。ただ２本目の安打となった７回の遊撃への内野安打で一塁へ走った際に、左腹斜筋に痛みを感じたという。このイニングはそのままプレーを続けたが、８回の守備にはつかず交代となった。

３０日（同３１日）にもＭＲＩ検査を受けるが、米メディアは「ヌートバーはしばらく欠場する恐れがあり、セントルイスはほかの選択肢を検討しなければならない」と長期欠場の可能性もあることを伝えた。

昨年の第５回ＷＢＣで日系選手初の日本代表に選ばれたヌートバーは侍ジャパンの全試合に「１番・中堅」で出場し、世界一に貢献。レギュラーシーズンでは１１７試合に出場し、打率２割６分１厘、１４本塁打、４６打点をマークした。

ただ今季は開幕前のオープン戦で肋骨を骨折し、負傷者リストに入った。４月１３日（同１４日）に復帰しスタメンに定着したが、２１日（同２２日）のオリオールズ戦では見逃し三振に不満げな表情を見せベンチに戻ると次打者の２球目が投じられたところで球審がベンチのヌートバーに退場を宣告。不可解なキャリア初の退場となり、ベンチを飛び出して球審に猛抗議した。

負傷、退場、また負傷…と今季は不運続きのヌートバーはここまで３９試合に出場し、打率２割３分４厘、５本塁打、１９打点の成績を残している。