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【阪神】精彩欠く虎打線に〝特効薬〟なし 伊勢孝夫氏は「森下6番は悪手」と指摘

東スポWEB / 2024年5月31日 5時19分

6番で起用された阪神・森下

阪神は30日の日本ハム戦(甲子園)に0―6で完敗し、3連敗。直近8戦連続で3得点以下しか挙げられていない打線はこの日も散発4安打と精彩を欠き、相手投手陣を前に完全沈黙するしかなかった。主砲・佐藤輝やノイジーらが成績不振でファーム再調整を余儀なくされている今、我慢の時間帯が続く初夏の岡田虎。本紙評論家・伊勢孝夫氏の見解は――。

【新IDアナライザー・伊勢孝夫】先頭打者こそ出塁すれど、後続が続かず得点につながらない。ここ数試合の阪神の攻撃は同じような風景ばかり見せられている。4番に座る・大山悠輔内野手(29)の状態が最悪なのだから当然だろう。打率2割7厘は規定到達打者24人中21位。責任感の強い男であるがゆえに「俺が決めなければ」の思いが力みにつながってしまう悪循環だ。

力みは体、特に左肩の開きにつながる。外へ逃げるスライダー系の変化球を打ち損じ、凡退する姿ばかりが目立つ大山だが、まずは彼を「孤立させない」ことを念頭に置き、打順を組みなおしたい。

この日、阪神は同じく打撃不振に陥っている森下を3番から6番に下げて起用した。私はこれは悪手だと感じている。佐藤輝を二軍降格で欠く今、森下はチーム内でも数少ない長打を期待できる打者。小野寺より、森下を3番に置いた方が相手バッテリーは嫌がるはずだ。大山ばかりにマークが集中する状況をつくってはいけない。

佐藤輝の一軍復帰を早める手もあるが、そこは経験豊富な岡田監督のこと。シーズンの勝負どころは8月以降とにらみ、今はしっかりファームで鍛え直したい気持ちが強いのではないか。今の状況を簡単に打開する特効薬は残念ながらない。辛抱強く打撃陣の復調を待ち続け、交流戦は5割前後で乗り切ることができれば御の字と考えているのだろう。いずれにせよ大山と佐藤輝の復調なくして阪神の連覇はあり得ないのだから。

(本紙評論家)

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