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割に合わなすぎるタクシー強盗で拳銃発砲 いまや現金払いは3割

東スポWEB / 2024年5月31日 6時14分

タクシー運転手は危険と隣合わせだ(写真はイメージ)

埼玉県川口市幸町の路上で29日午後11時40分ごろ、タクシーの乗客の男が「金を出せ」と男性運転手(72)を脅し、拳銃のようなものを発砲して逃走した。県警は拳銃を使った強盗殺人未遂事件とみて、男の行方を追っている。運転手は腹部から出血し病院に運ばれたが、命に別条はない。

男は50~60代、短髪のマスク姿で黒のキャップ帽をかぶり、上下黒の服を着ていた。拳銃のようなものを持ったまま逃げているとみられる。

タクシー強盗で拳銃を発砲するとは前代未聞だ。

あるタクシー運転手は「かつてタクシーは売り上げの現金をそのまま運んでいると言われましたが、今や現金払いの客は3割で、7割はクレジットや電子マネー、交通系ICカード。お釣り用に1000円札や小銭で数万円を持っている程度です。しかも防犯カメラ、車載カメラがついてますからね」と語る。

強盗するには〝損〟ばかりだが、さらに拳銃発砲で強盗殺人未遂とは、罪が重くなるばかりだ。

拳銃は一般人にはなじみがないが、暴力団の構成員や準構成員、外国人ギャングが持っている。

元暴力団関係者は「かつてヤクザは親分から下っ端まで全員が拳銃を持っていました。拳銃=ヤクザの証でした。いつでも抗争への準備はできているという心構えです。ヤクザの抗争は素手や金属バットではなく、拳銃でやるものですから」と語る。

警察庁によると、暴力団員構成員は1991年には6万3800人、準構成員は2万7200人の合計9万1000人だったが、暴対法と暴排条例の効果で減少。2023年には構成員1万400人、準構成員1万人で計2万400人となった。数字上では7万600人が暴力団員をやめたことになる。

「ヤクザをやめても拳銃を捨てるにも捨てられません。見つかって逮捕されますから。誰かに売ったり譲ったりしても、そいつが捕まったら、さかのぼられて捕まります。自分で持ってるしかないんです」(同)

数万丁の拳銃が出回っていることになるが、どうなっているのだろうか。

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