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【桟原将司連載#15】ハナ肇さんのご自宅には銅像は立ってなかったそうです(笑)

東スポWEB / 2024年5月31日 11時6分

新人入団会見ではハナ肇と親戚関係にあることがクローズアップされた

【桟原将司 ハナの剛腕道中(15)】阪神からドラフト4巡目指名を受け仮契約。そして入団発表の前に正式契約、入団会見となるんですが、ここでも思い出に残るエピソードがありました。

他球団のことは詳しくは知りませんが、阪神の取材陣は数が多いことでも有名ですよね。会見場にはたくさんのテレビカメラ、記者の方々がズラリと並んでいました。

自由枠で入団が決まった鳥谷敬さん(現野球評論家)が注目を浴びてはいたんですが、それを差し引いてもすごい数でしたね。

もう1枠の自由枠で筒井和也さん(現阪神スカウト)、4巡目の僕、5巡目の小宮山慎二(現阪神ブルペン捕手)、6巡目の庄田隆弘さん(少年野球指導者)。それぞれに会見の後、囲み取材をしてもらいました。

それぞれに見出しの立つようなネタを作ろうと、記者の皆さんはあの手この手で質問を繰り出してきます。

僕は憧れの選手は誰ですか?と聞かれて「あ、すいません。阪神の選手じゃないんですけどって。ヤクルトの伊藤智仁さんが好きで、横から放って155キロ出てスライダーがすごい投手。だから自分もそういうタイプになりたいです」って感じで答えたのを覚えています。

今思えば阪神のOBの名前でも言えばよかったんでしょうけどね。これではなかなか虎番記者の皆さん的には記事にしにくかったでしょうね。

そうなった時に、祖父の弟が有名コメディアンのハナ肇だというのは聞いたことありますけどね、と全然違う方向に話が飛んでいったんです。

実際にハナ肇さんには会ったことはないんです。僕が小学校の2、3年生くらいの時、ハナ肇さんのドキュメンタリー番組が地上波テレビで放映されたんですが、それを母が録画しているのを見たんです。

なんでこんな人の番組を録画してるの?と聞いてみると「おじいちゃんの弟やで」と言われた記憶があるんですよね。
実際に僕の両親はハナ肇さんの豪邸には行ったことあると言ってましたよ。ご自宅には銅像は立ってなかったそうです(笑い)。

そんなこんなで時は流れて1月に入ると自主トレが始まります。僕は基本的には体力がない方なので、一般的にいう体力測定的なものは苦手なんです。基礎トレーニングのメニューなどでは他の選手に負けてしまいます。投げてこそ“映える”選手な感じなんです。

だから、ピッチングをするまではコーチ陣からも“できない子”の扱いでよく怒られました。新人合同自主トレのメニューでは自分の良さは出せないので悪戦苦闘ですよ。投げるといってもピッチングではなくてキャッチボール程度ですしね。それも不細工な投げ方やななど、いろいろと言われて…。

大体、新人合同自主トレは3勤1休くらいのペースですよね。早くピッチングしたいなと思いながらも、何とかこなしていたんですが残り2クールくらいの時に僕の体に異変が起こりました。この故障は僕の野球人生に大きな影響を及ぼすことになります。

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