「井上尚弥はめっちゃ強くなった」亀田大毅氏が東京ドーム決戦で感じたモンスターの進化

亀田大毅氏

ボクシングの元世界２階級制覇王者でＫＷＯＲＬＤ３ジムの亀田大毅会長（３５）が自身のユーチューブチャンネルを更新し、世界スーパーバンタム級４団体統一王者の井上尚弥（３１＝大橋）と元ＷＢＣ世界バンタム級王者の中谷潤人（２６＝Ｍ・Ｔ）の〝決戦〟を予想した。

亀田３兄弟の次男はＳバンタム級で井上と中谷が仮に戦った場合の勝敗について「いまやったら井上。Ｓバンタムで３戦から５戦くらいできるようになったら中谷。いますぐに、例えば、次の試合で（中谷が）Ｓバンタムに上げましたって言うて、井上に挑戦しますと言ったら、今やったらムリやな」と〝モンスター〟の勝利を予測した。

その上で、同会長は井上が６日の初防衛戦でルイス・ネリ（メキシコ）を倒した試合を踏まえて「試合見る前だったら中谷、五分五分くらいいくんかなと思ったけど、あの試合で井上、めっちゃ強くなったと思うねんな」と指摘。井上が１ラウンドでまさかのダウンを喫した際、カウント８まで冷静に回復に努めたことを強調し「満員の東京ドームですごい心臓してんなと思った。効いてんねんで。効いているけども、ちゃんとしっかり回復させたやろ。ちゃんと（ダウンした場合の）練習している。もっと強くなったと思う。舞台が舞台だけに」と語った。

こうした同会長の見解に、父でトレーナーの史郎氏は「オレは中谷のＫＯ勝ちやと思うわ」と話していたが、元王者は「ネリの試合をみんな見ているから、俺みたいな（考えの）人、多いと思う。見る前やったら（勝敗予想は）割れる」と話すなど、モンスターのさらなる進化を感じ取っていた。