ボーフムが浅野拓磨の退団発表 現地メディアは珍回答蒸し返す「ハンジ・フリック？何それ？」

ボーフムの１部残留に貢献したFW浅野(右)だが…（ロイター）

ドイツ１部ボーフムは３１日、ＦＷ浅野拓磨（２９）の退団を発表した。２０２１年夏に加入し、今季はリーグ戦２９試合に６ゴールを記録した。

この日、ボーフムは浅野ら一気に１０人の退団を発表。クラブ公式Ｘ（旧ツイッター）は「チームが１部残留を決めた後、１０選手が別れを告げました。長年にわたるご尽力に心から感謝いたします」となどと投稿した。今季限りでボーフムとの契約を満了する浅野は、フリーの立場で新天地を探すことになる。

ドイツメディア「ＷＡＺ」は、浅野らの退団を受け「浅野拓磨の新クラブも、まだ正式には決まっていない。このウイングはボーフムで９０試合に出場し、２１得点を記録。彼のドリブルはファンの記憶に残るだろう」と伝えた。

その上で、同メディアは、２０２２年カタールＷ杯の１次リーグでドイツと同組になったことを受け、当時ドイツ代表を率いていたハンジ・フリック監督（現バルセロナ指揮官）について現地メディアから聞かれ「ハンジ・フリック？ 何それ？」と答えた時のことにも言及。「伝説的なインタビューのおかげで、ドイツ全土が、おそらく彼のことを忘れることはないだろう」と指摘した。