1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

岸田首相 政治資金規正法〝公明党案〟丸のみで波紋「政党が弱まっている表れだ」

東スポWEB / 2024年5月31日 23時32分

岸田首相

岸田文雄首相は31日、政治資規正法の改正をめぐり、公明党の山口那津男代表と日本維新の会・馬場伸幸代表と相次いで党首会談を行った。

与野党が対立したパーティー券購入者の公開基準で岸田首相は、山口氏に対して「10万円超」としてきた自民党案を取り下げ、公明党案の「5万円超」とすることを伝えた。

政党から議員に支給される政策活動費も公明党の主張を全面的に受け入れ、第三者機関の設置を設ける方針を示したという。

一方、国会内で行われた馬場氏との会談では、政策活動費について10年後に領収書を公開すると主張した維新案を受け入れるとした合意文書を交わした。

永田町関係者は「岸田首相は公明、維新が主張した5万円超を丸のみした格好です。自民党は来週6月4日に同改正案を衆議院で審議したい考えです」と説明した。

岸田首相はこの日夜に報道陣の取材に応じた際に「政治資金規正法の改正を今国会で確実に実現する。国民のみなさんとの約束、これは果たさなければいけません。こうした強い思いから自民党として思い切った踏み込んだ案を提示する決断をしました」と述べた。

一方、自民党内では岸田首相がトップダウンで決断した今回の事態に不安の声が上がっている。

自民党議員は「公明党の修正案に反対していた党幹部との亀裂が生じることが予想されていますよ。党内で議論してきたわけですからね。これまでの自民党総裁だったらですよ、法案の修正に応じることなどなかったはず。党内は主要派閥もなくなってまとまっていません、自民党が政党して弱っていることの表れですよ」と複雑な表情で語った。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください