1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

【阪神】前川右京猛爆も〝ぬか喜び〟 ブルペン依存の副作用露呈で投打噛み合わぬ「悪循環」

東スポWEB / 2024年6月1日 5時26分

阪神・前川(左)のプロ1号も〝ぬか喜び〟に…

なんでこうなんねん――。阪神は5月31日のロッテ戦(ZOZOマリン)に延長10回の末、4―5でサヨナラ負けし、今季ワーストを更新する4連敗。4―4の延長10回に7番手として登板した漆原が、二死満塁から痛恨の押し出し四球を喫し、セ3位へと転落した。5月の月間成績は10勝13敗1分け。投打の歯車がかみ合わぬもどかしい日々が続く。

徒労感とフラストレーションばかりが募る最悪の敗戦だった。岡田彰布監督(66)は報道陣に対し「もうええわ」とのみ言い残し、恒例の監督囲みを行うことなく球場を後にした。

4回を8安打3失点とリズムの悪さが目立った先発・青柳を早めに見切り、5回から継投策へ移行。慢性的な得点力不足に悩む岡田虎だったが、この日は「6番・指名打者」として先発出場した高卒3年目の期待株・前川がプロ初アーチを含む3打数3安打3打点と大暴れし、7回時点で4―3と勝ち越すことにも成功した。貧打脱出への救世主がにわかに出現したことで幕張の虎党たちも一気に沸騰したが、これも終わってみれば〝ぬか喜び〟でしかなかった。

言うまでもなくチーム最大のストロングポイントは12球団屈指の陣容を誇る盤石のブルペン陣。リーグワーストのチーム打率2割2分4厘と打線が低迷する中、上位をキープできてきたのも彼らの奮闘あってのことだ。岡田監督も島本―石井―桐敷―岩崎と自慢の手駒たちを次々とマウンドへ送り込んだが、最終9回にクローザーとして起用したゲラが1回1安打3四球の投球内容で同点に追いつかれてしまう大誤算。続く延長10回のマウンドを託した漆原もこの日は制球に苦しみ、四球から崩れた。

ゲラは前回登板となる26日の巨人戦(甲子園)に続き、2戦連続となるセーブ失敗。既にセ2位となる25試合に登板していることもあり、疲労が出てくる頃合いなのかもしれない。貧打に苦しんできたチームゆえの過度な〝ブルペン依存〟の副作用と言うこともできるだろう。

打線がようやく上向いてきたかと思えば、今度は投手陣が調子を落とす悪循環。シーズンの行方を大きく左右する交流戦の季節に入っていながら、チーム状態がドン底にまで落ち込んでしまっていることも頭が痛い。用兵巧者の岡田監督をもってしても、現状打開は困難そのもの。ああもうホンマにどないしよ…。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください