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アントニオ猪木さんをご機嫌にさせた意外な試合とは? IGF現場監督・宮戸優光氏が回顧

東スポWEB / 2024年6月1日 6時4分

桜庭(左から2人目)、柴田(左)組が勝利した2011年大みそかのタッグマッチ

元UWF戦士で「C.A.C.C.スネークピットジャパン」代表の宮戸優光氏が、ユーチューブチャンネル「KAKUSIN―格闘技の神様―」に出演。〝燃える闘魂〟こと故アントニオ猪木さん(享年79)が認めた意外な〝ベストマッチ〟を明かした。

猪木さんのライバルだった故ビル・ロビンソンを師に持つ宮戸氏は、2008年に旧IGF(イノキ・ゲノム・フェデレーション)の現場監督となった。元IGF取締役でブッカーを務めていたサイモン・ケリー氏と「IGF同窓会が実現!」と題した動画で、旧IGFのリングを回顧した。

IGFでデビューして中心選手となった鈴川真一を中心に振り返った中で、「初めて試合後に、猪木会長がご機嫌だった試合」(宮戸氏)として挙げたのが、2011年大みそかの鈴川&澤田敦士vs桜庭和志&柴田勝頼だ。IGFと総合格闘技イベント「DREAM」の対抗戦として実現したタッグ戦では、猪木さんがあおりVTRで「もう、あんまりつまんねえ試合やったら木刀持って叩き潰す!」と宣言。IGF総帥から、大きな期待がかけられていた。

序盤から殺気立つ鈴川と澤田がケンカファイトを仕掛け、実績と実力でIGFコンビをはるかに上回る桜庭と柴田が極上のテクニックで応戦する展開。宮戸氏は「やってる人間から、見てる側からレフェリーから、セコンドの私も何が何だか(の試合)。これ、どうなるんだろうと。桜庭が試合中に『これじゃ、試合終わんねえよ!』と言ってたから。決まりそうになると、(パートナーが)カットしてくるし。いろんな意味で緊張感があった」と振り返る。

ゴツゴツしたファイトは、桜庭がコーナーで捕まえた澤田の顔面に、柴田が強烈な串刺しドロップキック。最後は桜庭が澤田にフェースロックをがっちり決めて、DREAM組がレフェリーストップ勝ちした。宮戸氏によると、22年12月の猪木さん追悼イベント「INOKI BOM―BA―YE×巌流島in両国」で、メインを務めた柴田と再会した際に「あの試合で、俺はもう1回プロレスをやりたいと思った」と打ち明けられたという。柴田は12年に古巣の新日本プロレスに復帰。17年に急性硬膜下血腫と診断され長期欠場していたが、現在は米AEWマットで活躍している。

猪木さんもこの試合を高く評価。試合後はご機嫌になり「僕もほっとした」(宮戸氏)。大きな話題になったとは言い難いものの、猪木さんが認めた一戦は、12年度「プロレス大賞」の年間最高試合賞(ベストバウト)にもノミネートされた。サイモン氏も「良くも悪くもIGFはすごかった」とうなずいていた。

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