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【広島】5月は躍進も気がかりなリリーフ陣の〝陰り〟 登板過多を防ぐ善後策が急務

東スポWEB / 2024年6月1日 6時5分

8回、決勝の犠飛を打たれた広島・島内

広島は5月31日の敵地ソフトバンク戦(みずほペイペイ)で1―2と敗れ、2連敗。23日以来の連敗を喫し、5月を14勝8敗1分で終えた。

1―1で迎えた8回に2番手で登板した島内颯太郎投手(27)が一死一、三塁からソフトバンク・栗原に左翼へ犠飛を許し、痛恨の決勝点を献上。試合前まで防御率0・00と〝無双〟の安定感を誇った右腕が力尽きた。

試合後の新井貴浩監督(47)は「島内と言えど、点を取られるときもある。いつも助けてもらっている。また、次の登板に備えてもらいたい」と努めて前を向いた。

それでも5月は6つ貯金を増やし、躍進の月となった。最大の要因は防御率2・32の好調な投手陣。中でも救援陣は5月の月間防御率が一時0点台にまで良化するほどの安定感だった。だが開幕から47試合を終え、そんな頼みのリリーフ陣の状態に陰りが見え始めてきたのは気がかりな点だ。

この日まで実際に2試合連続で救援陣が敗戦投手となっている。さらに5月28日のオリックス戦(マツダ)では登板18試合目の矢崎拓也投手(29)と同21試合目だった塹江敦哉投手(27)の2人が相次いで失点。そして同30日のオリックス戦(マツダ)でも矢崎に黒星がつき、この日はリーグトップの26試合目登板となった島内が失点を喫した。

防御率は矢崎が2・20で塹江と島内もそろって1点台。ここまで救援陣の屋台骨を支えていた面々に疲労の色が濃くなってきたのは否めないだろう。実際に島内はこのままの登板ペースなら、年間約78試合と自己最多だった昨季の62試合を大幅に上回る計算になる。

一番の特効薬は言うまでもなく1試合平均3得点と湿りがちな赤ヘル打線が、さらに得点力を増やすことだ。とはいえ、今季はセの全球団が1試合平均得点は3・5点以下とロースコアの接戦が多くなっている。そう簡単に期待はできない。

救援陣の登板過多を未然に防ぐため、何らかの善後策が必要となりそうだ。

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