打撃練習再開の吉田正尚 復帰時期は「スタートしたばかりなのでまだ見えない」

吉田正尚の豪快な打撃は復活するか(ロイター＝USA　TODAY　Sports)

左手親指を痛めて負傷者リスト入りしているレッドソックスの吉田正尚外野手（３０）が３１日（日本時間１日）、本拠地でのタイガース戦前のクラブハウスで取材に応じ近況を明かした。

「特に問題ない。段階を踏んでいけると思う」。４月２８日（同２９日）のカブス戦で中前打を放った際に親指の付け根付近に激痛が走った。もどかしい日々を送りながらも前日の３０日（同３１日）からようやくティー打撃を再開した。一つステップアップしただけに吉田の口からはポジティブな言葉も飛び出した。

ただ、全快には程遠い状況だ。打撃投手役も「（正面の）下から投げるだけ」と強度を抑えたもの。スイングの数も「ドライスイング（素振り）も入れると、５０いかないくらい」と慎重に進めている。それでも順調な回復ぶりを受け、コーラ監督は「マサ（吉田）は明日、フリー打撃を行う」と今後の見通しを明かした。

徐々に強度を上げていくが、吉田は気になる復帰の見通しについて「スタートしたばかりなので、まだ見えない」。焦って再発させれば元も子もないだけに「一歩一歩っていう感じで、段階を上げていければと思う」と語った。