大谷翔平〝散髪効果〟なく…３タコ＆１００盗塁お預けで自打球にヒヤリ

散髪して試合に臨んだ大谷翔平だったが…（ロイター＝USA　TODAY　Sports)

ドジャース・大谷翔平投手（２９）が３１日（日本時間１日）、本拠地でのロッキーズ戦に「２番・ＤＨ」で先発出場し、３打数無安打１四球に終わった。

シンシナティ、ニューヨークと続いた敵地での６連戦を終え、本拠地に戻った大谷は心機一転を図って試合に臨んだ。目が隠れるほどに伸びた髪の毛を切り、サイドも襟足もスッキリとカット。試合がなかった前日までに散髪した模様だ。

だが、この日は好結果につながらなかった。初回一死で迎えた第１打席は低めのシンカーに詰まらされて二ゴロ、４回先頭で回ってきた２打席目は外角低めのカーブを捉えたが二直に倒れた。

そして、６回一死走者なしの３打席目はカウント１―１からやや内角寄りのシンカーにバットを出したが、自打球が左ふくらはぎ付近を直撃…。思わずバットをつえのようにして体を支え、痛みに表情をしかめたものの幸いにも大事に至らなかったようでプレーを続行。結果的に７球目の内角低めのカーブに手を出してバットが空を切った。

第４打席は１点を返してなおも二死三塁の場面。四球を選んで一塁に出塁した大谷にＭＬＢ通算１００個目の盗塁のチャンスが訪れたが、走ることなく次打者のフリーマンが空振り三振に倒れて攻撃を終えた。

この日はロバーツ監督の５２歳の誕生日でもあった。ただ、得点は８回にベッツの遊ゴロ併殺の間に挙げた１点だけで、打線も散発の５安打と精彩を欠いて１―４で敗れた。

同じマッチアップで迎える１日（同２日）の試合からは、いよいよ大谷が得意とする「６月」に突入する。打って走っての快進撃が始まるのか注目される。