余命宣告受けた少年めぐる投稿に仮面ライダー俳優が集結 賛否の声に松田悟志「優しさ見せろよ」

松田悟志

「仮面ライダー龍騎」などへの出演で知られる俳優の松田悟志が１日、自身の「Ｘ」（旧ツイッター）を更新。余命わずかと宣告された息子を持つ母が、ライダー俳優たちに支援を呼びかけた投稿が賛否を呼んでいる件について自身の思いをつづった。

先月２９日に投稿された「急性骨髄性白血病の再発でもう余命があと１ヶ月くらいしかない息子に何かできることはないかと考えていて、仮面ライダーが大好きなので仮面ライダーに出演されていた俳優さんにお力添えをいただきたいです」という一般女性の呼びかけに、続々とライダー俳優が反応し話題となっている。しかし、ネットには「厚かましい」「子どもをダシにしてる」「（毎回）対応してたらキリがない」などいった厳しい意見も寄せられており、賛否が真っ二つに分かれている状況だ。

この件について、仮面ライダー作品に出演していた松田は「昨日、今回のことで僕ら俳優が誹謗中傷を受けていることに対してツイ主さんから長大な謝罪文をいただきました」と明かすと「息子さんのことで本当に大変な状況の今、させることですか？ 今回の件で中傷的なポストを繰り返してる方に今一度問いたいのは「『自分が当事者だったら』と考えたことはありますか」ということです」と指摘。さらに「優しさ見せろよ」と語気を強めて誹謗中傷は控えるよう訴えた。

またＳＮＳの使い方は自由であるべきとしながらも「それは『人を傷つけなければ』という前提に立っていないと流れがおかしくなってしまいます」と私見を述べ「『自分が健全に生きていくためにどうしても誰かを傷つけたい』というのであれば、それは『不特定な誰か』ではなくて『よく知ってる人』に『対面で』お願いします。それができないのなら不特定な他者に向けた中傷をＳＮＳに書き込むなんてダサいことは今すぐやめて、かっこよくいてください」とメッセージを届けている。

なお、仮面ライダーカブトに出演した俳優の徳山秀典が、実際に余命宣告された少年のもとに訪れたことについては「本当によかった」「僕が行けるのはまだ少し先で申し訳ない気持ちでいたからとても嬉しいです さすが徳山くん」と賛意を示している。